手遅れになる前に!100人の決断から考える認知症とお金の問題への備え方

2019/06/13

このメールマガジンでも折に触れて

ご案内している財産管理の新しいしくみ「家族信託」。

最近は「終活」「老活」といった
キーワードと共に雑誌などで
紹介される機会も増えています。

実は先週、当社でサポートした
家族信託契約の件数が累計100件を
突破しました。

ご契約いただいた100名だけでなく、
契約者を取り巻く多くのご家族が、

認知症とお金の問題に備えるための手段として、
家族信託を選んだことになります。

それでは、100人は
なぜ家族信託を選んだのでしょうか。

そして、どのような形で財産を
親から子に託したのでしょうか。

今回は、親子でお金の話を始めて、
信託するに至ったご100件の事例から、
認知症とお金の問題に
早い時期から備える大切さを考えていきます。


家族信託は、財産の管理を信頼できる家族に
あらかじめ託すためのしくみです。

たとえば万が一、認知症になって意思能力を失っても、
子どもに財産管理を任せることで、
介護費用を親の財産から捻出できます。

100件の家族信託では、
その目的の9割以上が
介護費用の捻出、つまり認知症への備えでした。

財産を預かる人(子)の平均年齢は52歳、
財産を預ける人(親)の平均年齢は81歳でした。

75歳を超えると、
認知症になるリスクは急上昇します。

まさに認知症や介護の問題に
直面しつつある年代のご家族が、
家族信託を決断していることがうかがえます。


また、高齢になるほど、
体調や心の調子も変化しやすいので、
早め早めの準備が必要です。

初回の面談から信託契約を完了するまでの
日数は最短で7日、平均日数は70日でした。

最長では470日と
1年以上にわたってご家族でご検討いただくケースもあります。

しっかりご説明をして、
納得の上始めていただくことはもちろんですが、
手遅れになったら元も子もありません。

そのため、
手続きが丁寧かつスピーディーに進むよう努めています。


では、家族信託の利用者は、
どのくらいの財産を信託して
管理を任せているのでしょうか。


9割近くの人は現金を信託しています。

現金の平均額は2670万円、
中央値は1700万円でした。

ケースバイケースではありますが、
大まかな試算では生活費を含めた介護費用は
10年でおおよそ3000万円程度かかります。

当面の介護関連のお金で困ることがないよう、
1500万円~2000万円程度を
信託する人が多いようです。

なお、家族信託では、
親の財産の全てを信託することはありません。

どの財産を、どれだけ信託するかは、
ご家族の事情に応じて、親子話し合いのもと、
自由に決めることができます。

一方、利用者の6割超の人が
自宅などの不動産も信託しています。

不動産は固定資産税評価額で、
平均5200万円となりました。

最高額5億から、最小額113万と
振れ幅が大きく、中央値は2500万円でした。

都内に土地付きの戸建てがあれば、
おおよそこのくらいの金額になるでしょう。


備えは大切と分かっていても、
気になるのは費用のことですよね。

契約にかかる平均費用は115万円でした。

決して安くはない金額でが、
出費はこの一度だけです。

この決断で10年、20年先までの不安を解消し、
大切なご家族の生活を守ることができます。

同じ財産管理の手法でも「成年後見制度」の場合は、
後見人に支払う金額は毎月数万円になり、
後見制度は途中で利用を辞めることもできません。

トータルの費用でいえば、
家族信託のほうが有利です。


私たちは2015年から家族信託を
サポートしてきましたが、実際に認知症が進み、
親が介護施設へ入居したご家族もすでにいらっしゃいます。

入居にあたっての費用は、
託された財産から賄うことができました。

今後の介護費用の捻出に備えて、
実家のマンションを売却した例もあります。


また、相続が発生したご家族も出てきました。

財産を託した親が亡くなり、
子どもたちは信託契約に沿って、
円満に財産を承継しています。


家族信託を考えるにあたり、
気をつけるべきポイントは「時間」です。

認知症で判断能力が失われれば、
家族信託の手続きはできなくなります。

高齢になればなるほど、
認知症になるリスクは高まります。

終わりが見えないゆえに、
肉体的、精神的な負担が積み重なるのが
介護の難しさです。

だからこそ、経済的負担だけでも
軽減できるよう、備えておくことが親子双方にとって
より良い道のはずです。


100人のうちの1つのご家族で、
82歳、いかにも頑固そうなお父様が、
家族信託を決断した時の言葉が心に残っています。

『子供だけでなく、
 かわいい孫にも迷惑をかけたくないから』

家族信託は文字通り、
次世代の家族の未来を信じて託すこと。

うちの親は頑固だから、と後回しにせず、
親子そして孫まで含めた家族の将来について
話し合ってみてはいかがでしょうか。


日本財託 資産コンサルティング部アセットプランニング課
家族信託コンサルタント

横手 彰太(よこてしょうた)

◆ スタッフプロフィール ◆
 
鹿児島県阿久根市出身の47歳。

認知症とお金の問題を解決する専門家。
相続対策や法人設立、家族信託など、
お客様の資産を守り増やしていく提案を行っています。

『5分で分かる!100件の家族信託データ』
詳細はこちらから是非ご覧ください。
http://www.nihonzaitaku.co.jp/bs/object/pdf/100familytrusts.pdf

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