当たり前のように隣にいる妹
2020/04/09
昨年の6月に入籍をし、現在、結婚式の準備を進めています。
披露宴で使用するための写真を探すため、小さいころのアルバムを見ていると、どの写真にも、隣で笑っている妹が写っています。
3歳年下の妹は、いつも当たり前のように私の隣にいる存在でした。
小さいころの妹は、あまり社交的ではなく、私の後ろをついてくるような存在でした。
そのため、同年代の友達といるよりも、私や私の友人たちと遊ぶことが多く、過去の写真を振り返ってみても妹が写っている写真が多かったのです。
「また私の服、勝手に着たでしょ!」
しかし、仲の良かった私たちも、中学、高校と上がるにつれてケンカも増えていきました。
妹は私の洋服を勝手に着て出かけては、汚して帰ってくることがよくあり、そのことを問い詰めると口論が始まり、口を利かなくなることもしばしば。
大学へ進学すると、家にいる時間も減っていき、すれ違うことも増えていったのです。
それでも、離れている時間が増えたことは、私たちの関係に変化も与えました。
お互い成人を迎えてからは、よくお酒を飲みに行くようになりました。
小さいころの思い出話はもちろん、お互いのプライベートや仕事のことなど、今までになかった話をすることが増えたのです。
また、夫とも仲良くしてもらい、3人で遊びに行くことも増えました。
どうやら十代の頃は、一緒に過ごす時間が多かった分、性格や考えの違いから、摩擦も増えていたようでした。
さらに、夫と籍を入れてから、妹のサポートで救われた出来事がいくつかありました。
入籍の少し前、両家の初めての顔合わせがあった際、妹にも同席をしてもらいました。
ただ、もともとの人見知りからなかなか会話に入れず、堅苦しい時間を過ごさせてしまうのでは、と想像していました。
しかし、その想像は良い方向に裏切られたのです。
妹は率先してお酒を頼んでくれたり、妹よりも年下の、夫の妹にも気を使って話しかけてくれたり、話題が途切れそうなときには話を切り出して、緊張した場を和ませようとしてくれたのです。
そのような妹の姿は見たことがなく、頼もしく感じました。
また、私の実家に夫とその両親が遊びに来るときにも、妹は力を貸してくれました。
夫の家族とともに、実家に到着すると、普段とは違ってリビングが片づけられ、テーブルの上には見たこともないクロスやコースターなどがコーディネートされていたのです。
飲み物や食べ物も準備が整っており、夫の両親もくつろぐことができたようで、後日、夫に対して『最高だった!』と連絡があったほどです。
最初は、母が整えてくれていたと思っていたのですが、よくよく聞いてみると、すべて妹が考えて準備をしてくれたとのこと。
そんなそぶりを見せずに、陰でサポートしてくれる妹には心から感謝をしています。
コロナウイルスの影響もあり、慎重に準備を進めている結婚式ですが、ちょっとしたサプライズを妹に用意しています。
無事に開催できた時には、当日のサプライズとともに、普段は照れくさくて伝えづらい感謝の気持ちを妹に伝えたいと思います。
日本財託 事業部事務管理課 豊田 友梨乃(とよだゆりの)
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県三郷市出身。
事業部事務管理課に所属し、物件販売の為の調査及び、売買契約書、重要事項説明書の作成を行っております。
休日は妹とご飯を食べに行ったり、旦那さんと3人でサッカー観戦に足を運んだりしています。
今年になってから、ランニングや筋トレにはまっており、トレーニングジムに通っていますが、今はコロナウイルスの影響で休会しているので、終息した際には早く再開したいです。