『妻のため』が『夫婦の宝』に
2019/06/20
昨年10月に出来上がったマイホーム。
妻と2人で暮らし始めて数カ月ですが、壁紙は破れ、居間のソファーはすっかりボロボロです。
その原因は、朝4時半に容赦なく寝ている私を起こしにやってくる愛犬ポポの存在です。
3ヵ月ほどネットや店舗で探して見つけたのは、生後間もない『ビションフリーゼ』という小型犬です。
しかし、いざ飼い始めてみると家の中をかけ回り、気になるものがあれば舐めたり噛んだり、妻の小物を飲み込もうとしたりと、お店で会ったときとは別人、いや別犬に変わったとさえ勘ぐりました。
そのため、ポポが間違って口にしないように家の中はもちろん、外を散歩するときにも落ちている物やごみに敏感になり拾うようになりました。
また、ご近所付き合いにも変化がありました。
正直なところ、東京に来てからはプライバシーを気にして、積極的なご近所付き合いを避けてきました。
しかし、ポポを散歩をするようになってからは、「この子かわいいねえ」とご年配の方やお子さんから声をかけられるようになったのです。
また、ポポ自身も他の犬と遊びたがることもあり、飼い主同士での会話も増えました。
すると、通勤途中や休日などで顔を合わせたときにも挨拶をしたり、世間話をしたりとコミュニケーションの輪が広がっていったのです。
さらに、ポポ中心の生活となったことで、妻と一緒に散歩をしたり、仕事の都合で遅くなる時にはどちらが世話をするか、など飼う前には想像もしてなかったほどに会話が増えました。
生活環境に気を使ったり、周囲とのコミュニケーションが増えるなど、ポポが来てから生活も良い方向に変わった気がします。
『妻のため』と思って迎え入れた愛犬が、いつの間にか『夫婦の宝』となりました。
現在、仕事では滞納督促や入居審査を行う部署にいますが、お悩みを抱えたお客様とコミュニケーションを取る機会が多々あります。
うっかり入金を忘れてしまう入居者様もいらっしゃいますが、なかには生活にトラブルを抱えて家賃を払えなくなっている方もいます。
そうしたお客様には、分割払いでの請求をお願いしたり、場合によっては、行政に取り次いでお悩みの解決にあたることもあります。
私が愛犬を飼い始めたことで、生活が変わったように、ちょっとしたことがきっかけで生活は変わります。
問題を抱える入居者様が、よりよい方向に生活が向うきっかけになれれば、これほどうれしいことはありません。
入居者に寄り添ったホスピタリティのこもった対応をこれからも心掛けていきたいと思います。
日本財託管理サービス 債権管理部 坂本 賢司(さかもとけんじ)
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県相模原市出身の31歳。
債権管理部に所属し、厳正な入居審査を担当しています。
先輩に誘われたことをきっかけに、身体を鍛えています。
+10kgの体重を目標に、日々身体造りに励んでいます。