家族の支えで目指す宅建士
2019/08/01
約2年前、私は2度目の産休を頂きましました。
1度目の産休から職場に復帰してから数か月後、2人目の子を授かりました。
喜ばしいことではありましたが、復帰から約半年後にまた産休に入ってしまうことにうしろめたさを感じたのです。
また、2度目の産休が終わった後も、今の職場で働きたい気持ちが強くありましたので、産休を活かして宅建士の資格取得を目指すことを決めました。
しかし、2人の子育てと並行して勉強を続けていくことは、想像していたよりも過酷なことでした。
夜中は3時間おきに授乳を行い、朝には長男を保育園に送迎して家事をこなします。
そして、次男が眠りについたタイミングでようやく机に向かうことができます。
それでも毎日テキストを開き、休日は主人に子供たちを預けてカフェに向かい、模擬試験では合格ラインまで到達することができたのです。
迎えた本番。
結果は2点足りずに不合格でした。
まもなく育児休暇も終わり、育児や家事、それから仕事をこなしながら続けることはできないと思い、勉強を辞めてしまいました。
しかし、復帰後の社内では宅建士取得への機運が盛り上がりをみせていました。
勉強を始めた社員の姿を見ていると、前回合格点に届かなかった悔しさがよみがえってきたのです。
「社内もそんな雰囲気だし、もう一度受けてみたいんだよね」
自宅でくつろぐ主人に改めて相談をしてみました。
「あと2点だったし、いいんじゃない?子供は見ておくから受けてみなよ」
主人は快諾してくれたのです。
家族の後押しもあり、仕事のある日は早朝に勉強時間を確保しました。
「今日はママ勉強してくるね」
休みの日は主人に子供たちを預けてカフェに向かいます。
子供たちは少し寂しそうにしていましたし、主人もゆっくり休みたいなかで面倒を見てくれていました。
その気持ちに応えようと勉強に励んだ結果、昨年、2度目の挑戦で合格することができました。
合格は努力の賜物だと思いますが、それ以上に、家族の応援があったからこそだと感じています。
特に、子供たちには寂しくさせてしまったと思っていますが、「ママの真似っこ~」といいながら4歳の長男は机に向かって平仮名を書くようになりました。
このまま勉強が好きになるかはわかりませんが、私の姿を見て興味を持ってくれたのだと思うと嬉しく感じます。
自分が何かに取組んでいる姿を見せてあげれば、子供たちも自然と興味を持って、見よう見まねでも始めてくれるんだと思います。
言葉だけで伝えるのではなく、私自身が挑戦することを忘れずに、これからも、仕事も家庭も取り組んでいきたいと思います。
日本財託管理サービス 賃貸営業部 寺門 宏美(てらかどひろみ)
◆ スタッフプロフィール ◆
千葉県成田市出身。
賃貸営業部に所属し、賃貸物件の募集図面を作成しています。
その他にも、1日でも早く入居者が決まるよう物件に家具や小物を設置するホームステージングも行っています。
最近年子の息子2人がジブリにはまっています。
私も一緒に『魔女の宅急便』や『耳をすませば』をみて癒されていますが、ニュースや天気予報などにチャンネルを回すと怒られるので困っています。