絆を深める富士登山
2019/08/22
今年の7月、小学校3年生になる息子と2人で富士登山をしました。
もともと登山が趣味だった私は、息子たちとも登頂の達成感を共有したいと思い、数年前から一緒に登り始めました。
いずれは日本一の山、富士山にも挑戦したい。
息子は初めてのチャレンジになりますので、比較的登りやすい高尾山から練習を重ねてきました。
そして、富士登山当日。
梅雨も明け、天気は申し分ありません。
多くの外国人で賑わう吉田口までバスで行き、正午を回ったところから登山スタート。
およそ2時間ほどかけて、最初の目的地の七合目にある山小屋「鎌岩館(かまいわかん)」に到着しました。
しかし、本当の富士登山の辛さを味わうのは、ここからだったのです。
早めの夕食を終え、明け方まで仮眠。
空がうっすらと白み始めた4時ころから再スタートを切りました。
とはいえ、すでに3000m間近の登山道。
登り続けることは大人でも辛いものです。
「頭、痛い...」
酸素も徐々に薄くなるなか、息子は頭痛と吐き気に悩まされ始めました。
さらに、見上げた先に映る頂上に、歩いても、歩いても、近づくように感じられないことへの精神的なダメージもあるのか、足取りがドッと重くなったようです。
「大丈夫?無理せず一歩ずつ進もう」
息子の様子に気を配り、声をかけながら進みます。
長時間の登山は、なんといっても体力が必要になります。
富士登山をひとつの目標に、高尾山に始まり、大山、塔ノ岳、木曽駒ヶ岳と少しずつ難易度を上げながら一緒に上ってきました。
その成果が出たのか、辛そうな息子ですが、歩みは止めませんでした。
その背中を見守りながら、息子の成長を感じることができたのです。
山小屋を出てから約4時間。
ついに富士山の山頂に到着しました。
息子に感想を聞くと、登頂した喜びを分かち合えましたが、さすがにしんどかったのか、当分の間、登山には行けなさそうです。
ただ、この富士登山は息子だけでなく、私にとっても大きな経験となりました。
いずれは親の元を離れていくことを考えると、息子と一緒に楽しんだり、挑戦したりできる今この瞬間は、かけがえのない時間です。
そのひとつとして、日本一の山を踏破したという経験は、将来、良い思い出として語れるはずです。
そして、息子との間に大きな絆ができたと確信しています。
次回の富士登山は、2歳の次男が今の長男と同じ小学生3年生になったころに、一緒に挑戦しようと考えています。
それまでに、父である私は、体力づくりに励もうと思います。
日本財託 資産コンサルティング部アセットプランニング課
家族信託コンサルタント
横手 彰太(よこてしょうた)
◆ スタッフプロフィール ◆
鹿児島県阿久根市出身の47歳。
認知症とお金の問題を解決する専門家。
相続対策や法人設立、家族信託など、お客様の資産を守り増やしていく提案を行っています。
家族信託の最前線(ときどき家族の最前線)コラムはこちらから!
https://shintaku-souzoku.jp/category/forefront
夏休みは、家族で無印良品が経営している『カンパーニャ嬬恋キャンプ場』に行ってきました。
https://www.muji.net/camp/tsumagoi/
2歳の次男は、テント初デビューを楽しみました。
スーパーで嬬恋高原キャベツを見るたびに思い出します。