料理の味を忘れさせる感動との出会い
2020/04/23
最近は新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増えていますが、自粛が明けたころには、楽しみたいことがいくつかあります。
そのひとつが、国内旅行です。
10年ほど前から、年に1~2回、国内旅行に出かけてきました。
旅行にあたって、「食」や「歴史」など毎回テーマを設けています。
海の無い埼玉出身ということもあってか、海や湖、川など、『水』に関係する観光地を訪れることは、旅行の大きな目的のひとつであり、私が旅行を趣味とするきっかけとなったことでもありました。
20代のころは、あまり旅行に興味はなく、遠出をすることも多くはありませんでした。
そんななか、仲の良い友人たちと話していると、京都の夏の風物詩『川床料理』の話になりました。
しかし、当時の私にはそこまで魅力的には映らず、友人の希望を叶えるくらいの気持ちで、一緒に京都へ向かうことにしました。
京都に着いてからは、ガイドブックに掲載されている有名な観光スポットを巡り、夜は飲み屋がひしめく先斗町へ。
前日に店員さんから紹介された店舗にいくと、運よく空きがありました。
奥へ通され席へ着くと、そこには予想を超えた空間が待っていました。
席の下を流れる川の音とともに、遠くから聞こえる京都の活気に耳を傾け、夕暮れから夜に変わっていく外の風景を眺める。
正直、お酒や京料理の味は全く覚えていません。
そのように感じてしまうほど、風流で贅沢な雰囲気に感動したのです。
この体験からは、自分の知らない土地に足を運び、まだ見ぬ感動を探してみたいと思うようになり、『水』に関連するスポットを訪れる旅行が趣味となりました。
青く透き通った山口県の『別府弁天池』や、欄干のない沈下橋や壮大な山々の間を流れる高知の『四万十川』、偶然にも満月の夜に訪れた、茨城県の『大洗磯前神社の海に立つ鳥居』。
どの土地に行っても、現地の人とコミュニケーションをとって、お勧めの観光地や食べ物の情報を聞くことも続けています。
そうすることで、インターネットだけでは知ることができない、旅先のその時一番の話を聞くことができるからです。
ゴールデンウィークは、熊野古道や伊勢神宮など、和歌山から三重の方面に行こうと思っていたのですが、残念ながら、今回は見送ることとしました。
いまはしっかり自粛をし、コロナが収まったころにはまた、見たことのない感動を探しに行きたいと思っています。
日本財託管理サービス 管理部業務課 根岸 豊(ねぎしゆたか)
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県さいたま市出身の39歳。
入居者解約受付から退去時の立会いなど、一刻も早く入居され、1日でも多くの日割り家賃を手にしていただくため、内装工事をスピーディーに行っています。
旅行と並行して、趣味として楽しんでいるのはゴルフです。
1年半ほど前から始めて、月に1~2回コースに出ています。
最近は同じくコロナの影響で自粛中です。