「息子とのやり取りから学んだ上司としての在り方」
2020/09/03
息子とサッカーを楽しむ米田さん
私の週末の日課は息子のサッカーの試合を応援することです。
息子は現在小学2年生。5歳から地元のクラブチームに入部し、
今では一人前の選手として汗を流しています。
今でこそ一生懸命にプレーをしていますが、小学校に入ったあたりから、
やる気のない姿が目立つようになりました。
新たな環境で友人もでき、サッカーはそっちのけで
ゲームや虫取りに熱中するようになっていたのです。
そうしたこともあり、気分が乗らないときは、
どうしてもだらだらした態度が見えがちでした。
「真剣にやらないと他の遊びをやっちゃダメだからね」
私の高校時代は全国大会に出場する強豪校でプレーしており、
当時は少しでも気を緩めると、「鬼コーチ」から厳しい言葉が飛んだものです。過去の経験から、私もつい強い口調が飛び出します。
そうすると息子はしゅんとしてしまい、
プレーもますます精彩を欠く悪循環に陥っていました。
試合の後日、改めて話を聞くと、
『サッカーは辞めたくはないけど、やる気がでない』とのこと。
どうやら私の言葉が重荷になっているようでした。
私も反省し、プレッシャーとならないよう、
あれだけ通っていた週末の息子の試合を見に行かないようにしました。
「リフティングがどうやったらうまくなるか教えて」
そうして2、3か月たったある日、息子から相談を受けました。
リフティングのこつを一通り教えた後、冗談交じりに
「100回できたらゲームソフトを買ってあげる」と提案。
すると、はじめは数回しかできなかったものが、
2か月もすると、しっかりと連続100回できるようになったのです。
聞くと、どうやら毎日練習していたようです。
あれほどやる気がないように見えた息子の変わりように驚いたと同時に
目標を与えれば自発的にやる子なのだと気付かされました。
「自分の経験を押し付けるのではなく、その人にあった指導の仕方がある」。
私は日本財託ではマネージャーとして、営業チームを束ねる立場でもあります。
少し厳しく指導したほうが火がつくメンバーもいれば、
褒めることで伸びていくメンバーもいます。
相手のタイプを見極めて、それに応じた適切なやり方で接すること。
息子とのやり取りから、その重要性を改めて意識するようになりました。
7月の半ばから、コロナで休止していた息子のサッカーの試合も再開。
今は「シュートを打ってみよう」などと小さな目標を与えるようにしています。
息子と私、今後もお互いに成長していければと思います。
日本財託 資産コンサルティング部
米田 聖平(よねだしょうへい)
◆ スタッフプロフィール ◆
福岡県北九州市出身の34歳。
高校時代は強豪「東福岡高校」で全国大会に出場。当時のチームメイトには、フランスの名門マルセイユに移籍が決定した長友佑都選手も。
現在は、資産コンサルティング部にて、東京・中古・ワンルームによる資産形成のお手伝いをしています。資産形成のご相談がございましたら、こちらまで!
yoneda@nihonzaitaku.co.jp
最近息子と釣りを始めました。
久しぶりの釣りは面白く、釣り場で出会った人との何気ない会話も楽しみの一つです。
少年時代、父親と釣り糸を垂らした日々が懐かしく思います。