一生に一度のお手伝いで生まれるご縁
2020/12/03
前職を退職してから、もうすぐ1年が経ちます。
あっという間の1年間でしたが、実は今でも前職で出会ったお客様とは連絡を取り合っています。
なかには、お客様とのLINEグループもあるほど、退職してからの方が親しくなった方々もいます。
去年までの私は、都内のゲストハウスでウェディングプランナーとして、お客様の一生に一度の晴れ舞台のお手伝いをさせていただいていました。
式場にはケンカをして訪れるお客様もいらっしゃいますが、そのようなときにはすぐにその雰囲気を察知し、マリッジブルーにならないように導いていく必要があります。
去年の夏ごろ、あるご夫婦と何度目かの打合せで顔を合わせると、ご新婦様の異変に気が付きました。
「体調、すぐれなさそうですね。今日は無理せず、次回の打合せでこの後のことは決めましょうか?」
顔色が悪く、口数も少ないご新婦様の様子に、ご新郎様も声をかけ続けていたのです。
「実は、今日の打合せの最後に伝えようと思ってたんですが...」
お二人の話を伺うと、なんとお子様を授かったことがわかったそうで、その日は朝からつわりがひどかったとのこと。
その後はご新婦様の体調を鑑みながら打合せを重ね、10月半ばに迫った結婚式に向けて準備を進めてきました。
追い打ちをかけるように、結婚式の前日は都内でも被害が出るほどの台風が上陸。
翌日は、多少の風は残っていましたが雨は止み、荒れた式場を急ピッチで片付け、無事に式を挙げることができました。
数百人というお客様の門出を精一杯プランニングしてきましたが、思い出深い式のひとつとなりました。
そんな私も自身のステップアップのため、転職を決意し、それまで担当させていただいたお客様皆様にご連絡をさせていただきました。
なかには連絡先が変わっていた方もいましたが、多くのお客様からお返事を頂いたのです。
すると、毎年12月21・22日に式場で開催している『クリスマスディナー』には、ご返信をくださった多くのお客様が時間を割いて会いに来てくれました。
「及川さんにとっては、何百というお客さんのひと組かもしれないけど、自分たちにとっては、一生に一度の式を作ってくれた担当者だから、辞めてしまうのは寂しいです」
そんな声をかけてくれるお客様もおり、お客様の前でしたが涙がこらえられなくなってしまいました。
『先ほど無事に生まれました!』
今年の春先には、式の前日に台風が直撃したお客様から、赤ちゃんが誕生した直後に報告も頂きました。
そこにはお子様のお名前や、命名された由来など写真付きで綴られていました。
これは、ウェディングプランナーとしてお客様の気持ちに最大限寄り添えた結果だと思います。
そしてこれは現在の仕事の上でも大事にし、励みになっている経験です。
東京中古ワンルームに興味を持たれた方のご状況を伺い、お客様が実現したい目的を明確にし、最適なソリューションやコンサルタントをご紹介しています。
そのなかでお電話することも多いのですが、声の調子や会話のトーンなどから注意深くお客様の本心をくみ取り返答をするようにしています。
『及川さんとの会話がきっかけで、不動産投資を始められてよかった』
いつかそのようなお言葉をいただけるように、これまでの経験を活かして励んでいきたいと思います。
日本財託 マーケティング部インサイドセールス課 及川 瑞生(おいかわみずき)
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都青梅市出身。
マーケティング部インサイドセールス課にて、不動産投資に興味を持たれたお客様と電話やメールを通して、長期的な関係性を築き、コンサルタントへとつなぐサポートをしています。
コロナ禍でなかなか実家には帰れていませんが、毎日連絡を取ることで、仕事へのモチベーションにもつながっています。