野球で培った「切磋琢磨の精神」と「感謝の心」で還元していく
2020/12/17
小学2年生から白球を追いかけ、大学のサークルまで約15年間、野球一筋で過ごしてきました。
特に野球漬けの日々を送ったのが高校時代の3年間。
そのころを思い返して感じるのは、『周囲の人々に恵まれた』ということです。
私が進学した高校は、文武両道を進める学風で、野球部は過去、甲子園に出場したこともある古豪のチームで練習量は非常に多い部活でした。
朝は6時から授業の始まる8時まで練習があり、放課後は夜の9時まで。
遅い時には10時を超えるまで練習が続きます。
さらに体重を増やすという目的で、『食事トレーニング』も徹底されていました。
授業と授業の合間には必ずおにぎりをひとつ食べる、という習慣があり、練習後にはよりたくさんのご飯を食べて体重増加を図ります。
その結果、入学したての頃は線の細かった私も、最終的に10㎏ほど体重が増加。
しかし、もともと食べても太りにくい体質だった私にとっては結果が表れにくく、さらに激しい練習で食欲もないなか胃に詰め込まなければならないなど、非常に辛いトレーニングでした。
また、常にコンディションが良いわけでもなく、打てないときやケガで練習にすら参加できないこともありました。
上手く行かない現状に焦りが先行し、悪循環に陥ることもあったのです。
そのようななかで支えとなったのは、周囲の仲間や家族の存在でした。
100人以上もいた部員の中で、特に仲の良かったチームメイトたちは、成績が下降気味の時には一緒に自主練に付き合ってくれることもありました。
互いに得意なことを教えあっていると、自身の成長と共に仲間の特徴も知ることが出来、練
習や試合の中でカバーをしあえる関係となっていきました。
また、手や腰のケガを負ったときには『焦らずに、まずは治そう』と焦る気持ちをくんでくれて、気を使ってくれることもありました。
さらに、家族のサポートも大きな存在でした。
父親の職場がたまたま私の高校の近くだったこともあり、部活終わりの疲れ切った私を車に乗せて帰ってくれました。
ただ、父も毎日その時間まで仕事をしているわけではありません。
父は仕事が終わった後も、私の練習が終わるまで職場で待っていてくれたのです。
そして、私の夕飯準備のため、母も毎日帰ってくるまで起きて待っていてくれました。
さらに母は朝6時から始まる私の練習に間に合うように、お弁当や休憩時間ごとのおにぎりを用意するため、早朝から起きて台所に立ってくれていました。
「朝早いから先に寝てていいんだよ」
母のことが気がかりで、何度も声をかけたのですが、「大丈夫だから。」といって、いつも帰りを待っていてくれたのです。
そんな両親の気遣いが嬉しく、両親のために結果を出そうと毎日頑張れたのは間違いありません。
本当に感謝しています。
現在は地元岩手から離れ東京で働いていますが、コロナの状況を考えながら折を見て帰省するようにしています。
両親に元気な顔を見せることはもちろんですが、切磋琢磨し、かけがえのない時間を共に過ごした地元の友人たちとも、可能なら会うようにしています。
挨拶や礼儀だけでなく、野球を通じて培った互いに切磋琢磨し感謝しあえる関係を部署やチームで実践して、オーナー様や入居者様、協力会社様に還元できるように頑張っていきたいと思います。
日本財託管理サービス 管理部一棟建物管理課 鈴木 大貴(すずきひろたか)
◆ スタッフプロフィール ◆
岩手県奥州市江刺区出身の28歳。
一棟建物管理課にて、一棟物件を所有されているオーナー様に対して、付加価値のご提案やお困りごとの対応をしています。
毎週サウナとジムに通うようにしています。
デスクワークが多いのでリフレッシュ出来ています!