AIがつなぐ3代の絆
2021/05/06
孫とのテレビ通話を楽しむ赤井さん(左)
昨年の2月、娘夫婦に子どもが生まれました。
私にとっては初孫になります。
「孫は可愛い」とはよく言いますが、私自身もご多分に漏れず、
その後1カ月ほどは、妻とともに毎週のように娘夫婦が住む高崎まで
自宅の大宮から車を走らせていました。
ただ、コロナ禍が日本でも猛威を振るい始め、
夏休みも、お正月休みも全く会うことができず、
孫の1歳の誕生日もお祝いはプレゼントにおもちゃを贈ったのみ。
少々寂しい日々が続きました。
そんな会えない「ジジババ」を気遣ってか、
先日、娘婿が「アマゾン・エコー・ショウ」という
8インチのティスプレイ付きでテレビ通話ができる機器を設置してくれたのです。
とはいえ、昨今はLINEなどでやり取りもできます。
当初はそれほど必要とは思っていませんでした。
しかし、実際に使ってみると、技術の進歩に驚くばかり。
「アレクサ!」と呼びかけるだけで
娘夫婦と孫とつながり、まさに目の前にいるかのようにやり取りができます。
その便利さに、今ではなくてはならないツールの一つとなっています。
画面に映し出される孫は、いつの間にかお座りができるようになったと思ったら、
ハイハイができるようになり、つかまり立ちができたと思ったら、
今ではよちよち歩きができるように。
そんな愛らしい姿と成長ぶりに、ついつい顔が綻びます。
娘との会話も孫のことが中心です。
離乳食のこと、検診のこと、夏場のお風呂のこと...。
娘の初めての子育てに、妻は良き相談役としてアドバイスをします。
そして決まって、
「あなたは全然子育てに協力してくれなかったわね」
とチクりと小言をもらうのです。
そんなやり取りに苦笑しながらも、親子の会話は娘がまだ小さかったころを思い出し、
懐かしい気分になります。
娘との画面越しの会話から、当初は不慣れな夫婦生活に心配だったものの、
子どもが生まれてからは我が子に対する責任感が感じられます。
今や立派な「母」の姿になった娘に、父親として感慨深さを感じずにはいられません。
一人前になった娘と、すくすくと成長する孫。そんな親と子、孫の絆をつなぐのが
AI機器という、私が現役世代だったら考えられない体験ができることに
ありがたく思っています。
そのうち、孫がしゃべれるようになったら、自分で
「アレクサ!じいちゃんに通話して」
なんて呼び出してくれる日が楽しみです。
私も今年で61歳となりました。
コロナ禍が続く昨今ですが、仕事と家庭双方で
元気な「じいちゃん」でありたいと思います。
日本財託 人事総務部 赤井 大介(あかい だいすけ)
◆ スタッフプロフィール ◆
鹿児島霧島市(旧国分市出身)の61歳。
人事総務部の責任者として、お客様やオーナー様に対してより良いご提案ができるよう、社内環境の整備を推進しています。
最近、娘から子どものころに読み聞かせてくれていた絵本を送ってほしい、と頼まれました。幼少期の出来事を覚えていることに驚くとともに、
長く読み継がれる絵本の良さを再認識しました。