留学で広がった自分の世界
2021/05/13
「お姉さん、英語の勉強してるの?セブ島への留学に興味ない?」
大学2年生の6月頃、バイト先の居酒屋で働いていると、
ある男性に話しかけられました。
少し強面のその方は、留学エージェントの代表をされている方で、
訪日外国人のお客様と英語でコミュニケーションを取っていたところを見て
声をかけていただきました。
私は外国語大学に通い語学を学んでおり、
当時は学生の間でセブ島への留学が流行っていたのです。
後日、改めて担当者とお会いし話を伺うと、
現地の学校は設立されたばかりで実績がなく、
留学のモニターとなってほしいとのことでした。
2週間の間、現地の施設や先生、学ぶ環境などを報告することで、
通常の半額近くの費用で留学できるとのこと。
社会人向けの学校と言うこともあり、
学生の参加者は少ないことから不安な気持ちもありましたが、
このような機会はそうそうないと意を決し、モニターとして留学することにしました。
現地に足を運んでみると、生活をする上でのサポートは充実しており
快適に過ごすことができました。
しかし、勉強は思った以上にハードでした。
毎日8時から17時まで8コマの授業が行われ、
それぞれで多くの課題が出されます。
例えば英語の長文を読解する課題では、
それに対し自分がどのような考えを持っているのか、
決められた単語以上の回答を英語で書かなければなりません。
難解な単語ばかりで、辞書で一つひとつ調べながら読み解いていくと、
課題を終えるころには、夜中の1時を回っていることも多く、
少しだけ休んでまた学校に通う日々。
あまりの課題の多さにくじけそうになることもありました。
それでも同じく語学を学ぶ日本人の方もたくさんいて、
年は離れていましたが、毎日一緒に食事をとりながら勉強の相談をすることができたり、
先生方も友人のように接してくれる方もいたことが励みとなりました。
あっという間に終わってしまった留学ですが、
勉強に打ち込んだ甲斐もあり、TOEICの点数が200点以上も伸びました。
それだけでなく、海外で生活する自信が持てたことで、
様々な国に足を運ぶようにもなりました。
ディズニー好きということもあり、ディズニーリゾートのあるカリフォルニアや上海、
香港やパリなどにも遊びに出かけたことがあります。
セブ島の先生方とは、SNSを通じて交流が続いており、
旅行でセブ島に行った際には一緒に遊び、
日本に来てくれた時には東京を案内しました。
当時は先生と生徒という立場でしたが、今では海外の友人として付き合いがあり
留学を通して自分自身の世界が大きく広がったように感じられています。
学生時代に社会人の方々とコミュニケーションを取れたことは、社会に出てからも役立っています。
異業種交流会に出た際には、年齢が離れている方に対しても、
臆せず話しかけることができ、時にはお客様をご紹介頂くこともありました。
現在はコロナ禍ということもあり海外には行けませんが、
この状況が落ち着いたころには、セブ島も含め、また世界を旅したいと思っています。
日本財託 資産コンサルティング部 岡本 真実(おかもとまみ)
◆ スタッフプロフィール ◆
千葉県浦安市出身。
資産コンサルティング部に所属し、東京中古ワンルームを通じて、
お客様の老後の不安を解消することを目指しています。
各国のディズニーリゾートに足を運んできましたが、まだフロリダの『ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート』には行ったことがないので、コロナが落ち着くまで貯金をして、いつかは訪れてみたいと思っています。