【資金の効果的な運用】No.281
借入に対する恐怖心を克服、資産を次世代に

R・K様(男性) 55歳 東京都
きっかけ
他1戸
私が本格的に不動産投資を検討し始めたのは今年の4月。日曜日の夕方、何気なくスイッチを入れたテレビで、不動産投資が特集されていました。その番組では、賃貸物件の供給が限られる地域では、たとえ地方都市だとしても、賃貸マンションへの需要は底堅いと報じていました。
そのころの私は、前年に発生した父の相続で受け継いだ現金の一部を運用しようと思案していました。
私は極めて慎重な性格であるため、以前からお金の運用は定期預金と個人向け国債に限定しており、相続した現金は相対的に高金利の預金に置いてありました。
しかし、小数点以下の金利ではインフレ率を上回ることはできないため、長期的に考えると資産が目減りしていきます。とはいえ、株式やFX、暗号資産などは価格の上下が激しく、怖すぎる...。
どうしたものかと考えあぐねていたのです。
そうした状況もあり、不動産投資を考えるようになりました。
そこでまずは投資用新築マンションを扱う不動産会社にコンタクトを取り、資料を請求してみることに。
さらに、経年に伴う賃料値下がりや長期修繕計画に基づく修繕積立金の増額・金利変動等も
踏まえ30年間の収支シミュレーションを作成してみました。
とはいえ、所詮は机上の計算に過ぎません。相続財産があるとはいえ、基本的には自らの借り入れで不動産投資を行っていく計画です。30年後、物件価値が暴落していたらどうしよう、空室が埋まらなかったらどうしよう...。不安は尽きません。
届いた物件のパンフレットとシミュレーションを夜な夜な見比べ睨みながら思い悩む日々が続きました。
それと並行して不動産投資の書籍を10冊以上読み漁りました。
題名だけで選んだため、新築デベロッパーが購入者を呼び込む趣旨のもの、メガ大家として規模拡大を目指している方のもの、手元現金だけで多数のワンルームを購入してきた方のもの、精緻な長期収支シミュレーション方法を解説するものなど、内容はさまざまでした。
どの書籍も一応参考にはなりましたが、その方法を自分でもできるとは限りません。
不安を完全に払拭するには至りませんでした。
ああでもない、こうでもないといった葛藤が2週間ほど続きました。
ただ、悩んでばかりいても仕方ありません。
いつまで考えていてもキリがない。最悪の場合は父には申し訳ないが、相続財産を切り崩せば何とかなるだろう。
そう考え、ビルの屋上から飛び降りるつもりで新築のマンションを購入することにしたのです。
一抹の不安は残しながらも、決断したことで少しすっきりした気持ちでいたところ、偶然、不動産投資を解説している動画を目にしました。
「不動産投資で最もやってはいけないことは新築物件の購入」
「新築物件への投資は金持ちの税金対策」
動画の投稿主はそう持論を展開します。
それを視聴していると、再び不安に襲われるとともに、言いようのない後悔の念に駆られました。初っ端からやってしまったか...。
不動産投資を始めた直後のすっきりした気持ちから一転、どんよりとした気分でいたところ、
日本財託が「非公開物件EXPO」を開催するとの文言を見つけました。
日本財託については、実は10年以上前に同社のセミナーに参加してDVDをいただき、
ワンルームマンション投資の書籍を数冊購入したことがあり知っていました。
当時は借金を背負うことが怖くて仕方がなく、どうしても踏み出すことができず、
それっきりになっていましたが、「非公開」の文字に1戸目の失敗の挽回を期待して申し込むことにしたのです。
会場では10件ほどの物件のパネルが並んでいました。ただ、どれがいいのか判断がつかず、
説明パネルの前を右往左往するばかり。そんな中、今の担当者と出会ったのです。
担当者とはその日のうちに面談し、とりあえずといった感覚で物件の抽選にエントリーしましたが、抽選には漏れてしまいました。
しかしほどなくして、担当者に長期保有に向いた資産性の高い物件を紹介していただきました。好条件の立地で引き合いが多いことが予想されたため、借入金が増えることに心臓をバクバクさせながらも、一晩悩んだ末に購入を決めたのです。
この間、担当者は私の投資物件購入の目的が明確になるのを辛抱強くサポートしてくださいました。新築デベロッパー営業担当者の「買ってください」という露骨な物件起点の営業姿勢と比較すると、資産形成の支援に徹するという顧客起点の姿勢が一貫していました。
さらに驚くべきことに、他社から紹介を受けた物件に対する評価を訊ねても、しっかり答えてくれました。そのほか、質問・要望にも迅速に対応していただけた点も好印象で、購入への大きな後押しとなったのを覚えています。
不動産投資を実際に始めてみると、もっと若いうちからやっておけば良かったと悔やまれます。借入に抵抗感を抱く方もいらっしゃると思いますが、借入こそが不動産投資ならではのメリットです。
さらに、時間は万人平等に味方してくれるため、不動産投資に踏み出そうか迷っている方は少しでも若いうちから始めた方が良いと思います。
私は少々出遅れた資産形成になりましたが、今後は手取りキャッシュフローが大きくなる手頃な物件に取り組むとともに、子供にも若いうちからの不動産投資を勧め、父から相続した資金と私の個人信用を基に築いた資産を次の代でさらに拡大していってもらいたいと考えています。
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