東京都に住む20代の1割は外国籍!不動産投資戦略に欠かせない外国籍入居者の最新対応事例

2023/10/05

日本では4月が入学シーズンですが、
海外の入学シーズンは9月が一般的です。

毎年8月中旬頃には、
日本への留学希望者による入居審査が急増します。

訪日外国人の7月の入居審査は107件、
入学を控えた8月は183件と約1.7倍にまで増加しました。

一方で、初来日する外国籍の方々にとっては、
まったくの未知の生活が始まります。

新生活のなかで、日本の文化や生活ルールに戸惑い、
トラブルに陥るケースも散見されます。

こうした生活トラブルを解決できなければ、
短期解約になる可能性もあります。
今後も増加が見込まれる外国籍入居者に対して、
賃貸管理会社が行う入国後の生活サポートは必要不可欠です。

そこで今回のコラムでは、増加する外国籍入居者への対応事例を交えて、
来日生活をサポートする当社の取り組みを紹介したいと思います。

2023年9月1日時点の東京23区の人口は約977万人になります。

そのうち、外国籍の人口は約48.5万人で、総人口に占める割合は約3.5%。
外国籍の人口で最も多い年代が20代で約13.8万人、
全体のおよそ3割にもなります。

日本人、外国籍を含めた20代の人口が128万人であることを考えると、
そのうちの約10%が外国籍ということになります。

日本人の少子化が進行していることを踏まえると、
単身向けの不動産投資においては、積極的に外国籍の入居者を
取り入れていかなければならない重要な局面へと移行しています。

とはいえ、来日して間もない場合、
意図せず生活トラブルを起こしてしまうケースがあります。

こうした事態を放置してしまうと、早期の退去につながったり、
部屋の利用方法によっては、マンションの資産価値を低下させてしまうことにもなりかねません。

トラブルに陥る要因として、
特に多いものが母国と日本での生活のルールの違いです。

そのひとつに、入居時のライフラインの契約があります。

日本では入居者自身が、入居時に電気、ガス、水道といった
ライフラインの契約を行うことが一般的です。

一方、海外ではオーナー側が入居者のためにライフラインの契約を行います。

つまり、自分で手続きを行わなくても、
入居初日から電気やガスといったライフラインが問題なく使える生活が当たり前なのです。

賃貸仲介会社の一部では、各ライフラインの案内することもありますが、
簡単な説明と案内の用紙だけを受け取るだけで、
日本語が理解できずに未契約のまま、新生活がスタートしてしまうケースも散見されます。

また、今年の8月に問い合わせが相次いだのが、
昨今の原料費の高騰に端を発した
新電力会社の倒産による電気供給のストップです。

「急に電気が使えなくなりました。どうしたら使えるようになりますか?」
外国籍入居者のAさんからチャットアプリでご連絡を頂きました。

話を伺ってみると、昨日まで利用出来ていた電気が使えなくなったとのこと。
どうやら電気代はきちんと支払っていたようです。

そこで、どこの電力会社と契約していたのかを聞いてみると、
契約していた会社が分からないと回答されました。

来日時に、賃貸仲介会社から紹介されたそうですが、
日本語がわからず、案内されるままに契約したそうです。

そのため、どの電力会社と契約したのかを、きちんと認識できていなかったのです。

そこで、電気の使用量に関する手紙やハガキなどが手元に残っていないか聞いてみると、
契約していた新電力会社からのハガキがあるとのこと。

そのハガキを写真に撮ってもらい、すぐにチャットアプリで共有してもらうと、
そこには『倒産に伴う供給停止について』と目立つ一文がありました。

つまり新電力会社は案内を出していたものの、
難しい日本語が理解できないAさんは
電力会社の切り替え対応ができずにいたのです。

「こちらの電力会社に連絡して、契約手続きを進めてください」
チャットアプリを通じて、大手電力会社の連絡先とウェブサイトのURLを共有し、
新たな電力契約を結んでいただくことになりました。

また細かい生活ルールの違いで戸惑うケースもあります。

そのひとつが日本と海外の「IH用の調理器具」の違いです。

日本のIHコンロは、IH専用の調理器具しか使用できませんが、
海外では、ガスもIHも両方使えるものが主流です。

そのため用意した鍋を使おうにも、
IHコンロからエラーが出てしまい使用できないと、
入居間もない外国籍の入居者から連絡を頂くことがありました。

その際には電話やメールで「IHコンロ専用鍋」という日本語を共有し、
店員に画面を見せて、専用の調理器具を紹介してもらうようお願いをしています。

このほかにも、家賃の引き落としやエアコン、給湯器などの家電の使い方、
ゴミ出しなどの生活マナーなど、大小さまざまな生活トラブルの要因があります。

このようなお困りごとに関するご相談があれば、
当社では母国で対応が可能な専門スタッフが所属する国際事業課にて対応を行っています。

とはいえ、外国籍の入居者数が増加傾向にあり、
このような生活トラブルを未然に防ぐために、様々な啓蒙施策を実施しています。

最近では、外国籍入居者の大半を占める中国籍入居者向けにゴミ出しマナー動画を制作し、
生活マナーの向上を促しています。
https://www.youtube.com/watch?v=KTbUgiYwjP4&feature=youtu.be

外国籍の入居者が増加する次のタイミングは、年明けの繁忙期となります。

来日する外国籍の方々に当社が管理する物件を選んでもらい、
早期に空室を解消するだけでなく、可能な限りなく長く住み続けてもらうこと。

さらに、お部屋を探す外国籍の入居者様の知人、友人を紹介してもらえるよう、
お一人お一人の不安やお困りごとに寄り添った対応を
これからも心がけていくつもりです。

日本財託管理サービス 賃貸営業部国際事業課 S・H

◆ スタッフプロフィール ◆
中国出身。
国際事業課に所属し、外国籍入居者やオーナー様からの問い合わせ窓口になり、入居者が抱える言語問題を解消するだけでなく、入居者のトラブル解決、住み替え、解約の相談など生活サポートもしております。

中国本土で人気歌手周深(しゅう しん)の歌声に惹かれています。デビュー曲の「大魚」は何回聞いても心が癒されます。また、言語力も凄くて多言語で「アナと雪の女王」の「Let it go」も歌っています。一息したい時に周深(しゅう しん)の歌声を聴けば、疲れた心を浄化してくれます。

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