金髪ウルフカットの"ヤンキー"が大親友に
2020/11/05
当社業績発表会でバンドの一員として舞台に上がる齋藤さん(このときはベース担当)
『今度、2人目の子供が生まれるんだよね』
電話口で嬉々として話すのは、もう15年以上の付き合いとなる大親友。
今でも週に1度は、LINEや電話で連絡を取り、他愛もない話に花を咲かせています。
彼は2児の父親になるということで、仕事に家族サービスに、忙しく日々を過ごしているとのこと。
そんな大親友との出会いは、あまりイメージの良いものではありませんでした。
中学生の頃、知人からギターを譲ってもらい、友人たちとバンドを組んだことがきっかけで始まったギター。
卒業後は名古屋の音楽専門学校に通うことになりました。
その専門学校の入学式で隣にいたのが、後に親友となる彼でした。
「よろしく~」
ただ、最初目にした彼の姿は金髪ウルフカットのいかついヤンキー風。
気だるそうに、それもいきなりため口で話をする少し近寄りがたい存在でした。
その雰囲気は、あまり気持ちの良いものではなく、少し引いてしまったことを覚えています。
私の専攻はギターで、彼の専攻はベース。
専攻する楽器ごとに授業が分かれ、課題曲を引いたり、作曲して譜面を起こしたり、時折来るプロのミュージシャンとセッションをしたりしながら技術を学びます。
彼とは受講する授業は分かれていましたが、学校で会うたびに声をかけられます。
すこし近寄りがたい雰囲気は変わりませんが、音楽の話をしていると、互いの音楽性の趣味趣向が非常に似ていることがわかりました。
自然と話が盛り上がっていき、アンサンブルの際には一緒に曲を引くようになりました。
気が付けば学校からそこまで離れていない彼の家に毎週通い、2人で曲作りやアレンジを行い、スタジオを借りて練習するという日々を過ごすようになっていました。
彼と話し合い、互いに音を出しながら曲作りを進めていくと、1人では思いもつかないようなフレーズが不思議と生まれ、ついつい没頭しています。
そして音楽だけではなく、休みの日には車を出してもらい、2人で出かけることもあれば、ほかの友人も一緒に出かけることが増えていきました。
卒業旅行では、ハリウッドにある我々が通う学校の本校に行き、1週間、音楽漬けの日々を送ったこともあります。
卒業後、彼は地元で働き、私は東京で働いています。
今年はコロナの影響で開催はできませんでしたが、毎年夏になると、仲の良いもう1人の仲間を含めて3人で集まっています。
思い出の地、名古屋からも車で近い岐阜県に食材とお酒を買い込み、BBQをしながら、尽きることの無い思い出話や近況を話し合っています。
出会ってからもう15年以上経ちます。
最初の出会いを考えれば、ここまで仲良くなるとは思いもしませんでしたが、『一生の親友』として、これからも付き合いは続いていくでしょう。
「また、音楽やろうぜ!」と、まだ少し"ヤンキー"の名残を感じる話し方で、屈託のない笑みを浮かべる彼と、いつかまた一緒に音楽ができたらと思っています。
日本財託 事業部流通アドバイザリー課 齋藤 友祐(さいとうゆうすけ)
◆ スタッフプロフィール ◆
静岡県浜松市出身の35歳。
事業部流通アドバイザリー課に所属し、主にオーナー様のご所有物件の買取や、マンションやアパート、土地や戸建て、農地など多岐にわたる売買仲介業務を担当しております。
ファミリー物件の仕入れ、リノベーション再販業務にも力を入れています。
毎週、プロ修斗格闘家(MMA)のジムに通い、キックボクシングで汗を流しています。