諦めない心
2019/06/27
5月末に埼玉県三郷市で開催されたテニス大会で優勝することができました。
大学までテニスを続け、卒業後はテニスのコーチを仕事にしていましたが、度重なるケガや環境の変化が重なり第一線からは身を引きました。
引退後も趣味の範囲でテニスは続け、地域の大会など機会があれば参加しています。
そんな私がテニスと出会ったのは、中学1年の頃です。
友人の誘いで軽い気持ちで入部したテニス部でしたが、テニスの面白さにどんどんハマっていく自分がいました。
ただ、練習は「辛い」のひと言。
週7日ラケットを振り続け、夏は夜になると、笑った時の白い歯しか見えなくなるくらいに肌が真っ黒になるまで部活に励みました。
テニスは筋力や体力、技術さえあれば勝てるという競技ではありません。
プレイヤーの精神面が勝敗を大きく左右します。
だからこそ、精神面を鍛えるため、1球でもボールがネットにかかってしまったらテニスコート5面分を端から端までダッシュ。
試合で負ければ坊主は当たり前で、しばらくラケットを持たせてもらえず、筋トレと走り込みのみの日々が続きます。
しかし、そんな過酷な練習を繰り返していった結果、徐々に試合で勝てる選手に成長していったのです。
最初は、予選敗退の常連選手だった私が、高校最後の大会では強豪校のシード選手を何人も破り、東京都ベスト4まで駆け上がることができました。
「もうだめだ」
試合の中で何度も頭をよぎります。
ただ、そこからどれだけ足を動かしてラケットを振り続けられるか、そして試合に集中し続けられるかは、厳しい練習に耐えて努力を続けてきた経験がものを言います。
そして、大会でも結果として身を結んだと理解しています。
この精神は現在の仕事にも活きています。
昨年9月に新しく赴任した管理受託部では、不動産管理にお悩みを抱えているお客様と出会うことから始まります。
仲介会社などアプローチ先を探したり、空室でお困りの方のご紹介をいただく方法を試行錯誤しましたが、最初の3ヵ月は、なかなかお客様と出会うことができませんでした。
しかし、諦めずトライ&エラーを繰り返していくことで、徐々に紹介をいただけるお客様と出会い、管理を頂戴する物件数も増えていきました。
そして、現在はいちチームリーダーとして、個人だけではなく、チームとしてどのように活動していくかを日々検証し行動しています。
テニスで培った諦めない心を忘れずに、お客様のお悩みに寄り添い、解消する手助けとなれるように、これからも努力を重ねていきたいと思います。
日本財託管理サービス 管理受託部 土居 巧(どいたくみ)
◆ スタッフプロフィール ◆
大分県大分市出身の35歳。
管理受託部に所属し、お悩みを抱えているお客様の物件をお預かりし、賃貸経営のサポートに努めています。
最低2週間に1度は、深夜の品川の屋内練習場で、テニスの練習に励んでいます。