ONE TEAM
2019/10/24
ラグビー日本代表が強豪の南アフリカに勝った『ブライトンの奇跡』から4年。
もともとラグビーをやっていたこともあり、今回の日本W杯が待ち遠しくて仕方がありませんでした。
苦労の末にニュージーランド対ナミビア、フランス対アルゼンチン、そして、日本対スコットランドの3つの試合のチケットを手に入れることができました。
ただ、チケットだけでも想定以上の出費。
W杯に備えて少しずつ節約をして貯めてきたとはいえ、桜のユニフォームや応援グッズなどこれ以上の予算はかけられません。
『チケットが入手できたことでもよしとしよう』
最初はそのように自分に言い聞かせていました。
しかし、テレビで観戦していると、ユニフォームを着て応援している観客の姿がだんだんとうらやましくなってきます。
何とかならないものか。
そう考えていると、思い付いたのが、『ユニフォームを手作りする』ということでした。
スコットランド戦の2日前、仕事帰りに白いTシャツと絵具、マジックを購入。
台風の影響で開催が危ぶまれましたが、当日の朝、開催が決まると、すぐに制作を始めました。
ユニフォームの画像を見ながら、鉛筆で下書きを施していきます。
所々歪んではしまったものの、出来上がった下書きの上から絵具やマジックでユニフォームを作っていきます。
全力で世界に挑む日本代表。
その選手たちを全力で応援するためにも、自分ができる限りのことはやって会場に向かおう。
その一心で筆を走らせました。
午前9時ころから作り始めたユニフォームは、3時間をかけ、正午を過ぎたころにようやく完成!
その他の準備を済ませ、最寄りの駅から自作のユニフォームを着て、会場へと向かいます。
会場の近くで同僚と合流し、いざ、試合観戦!
先制は許したものの、粘り強い守備から果敢に攻め上がり、日本がリード!
何度も胸が熱くなるなか、堀江選手からオフロードパスをつなぎ、稲垣選手がトライを奪ったシーンは涙が溢れました。
そして、ノーサイドのホイッスル!
試合が終わった瞬間は、同僚たちと抱き合うだけでなく、周囲にいた観客やスコットランドの応援団の方たちともハイタッチを交わし、お互いの健闘を称えあいました。
その後、残念ながら南アフリカに負けてしまいましたが、素晴らしい戦いを見せてくれた日本代表。
その日本代表を現地で応援できたことは、何よりの思い出となりました。
代表チームが掲げたテーマは『ONE TEAM』。
選手だけでなく、サポートするスタッフやコーチ、そして日本中の応援団。
さらには、ラグビーを通じて、世界中の人たちと『ひとつのチーム』になれることを心から感じることができました。
この感動を忘れずに、私も会社や社会のために、『ONE TEAM』の志を持って、目の前のことに取り組んでいきたいと思います。
日本財託 経理部 小栁 光弘(こやなぎみつひろ)
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都北区出身の38歳。
経理部財務チームに所属し、資金繰りや振込業務を行っています。
何よりもコミュニケーションを大切にしています。
20年後にまた日本でのラグビーW杯が開催されるのを夢見ながら、残りの決勝トーナメントの試合をテレビの前で楽しみたいです!!