家族で通った思い出の『としまえん』
2020/03/26
私の家の近くには、『としまえん』があります。
7歳になる娘は、物心つくかどうかの幼いころから私たちに連れられて、としまえんに遊びに来ていました。
今では「パパ!としまえん行きたい!」と突然せがまれ、年に数回は足を運んでいます。
思い出すのは、娘もだいぶ一人で動き回れるようになった3歳頃に、としまえんへ足を運んだときのことです。
たまたま立ち寄った『メリーゴーランド』は、100年以上も歴史のあるとしまえんのシンボル。
娘と一緒に乗り終えて、退場口から外へ出ると、ある看板が目につきました。
それは、メリーゴーランドのキャラクターの看板で、横には身長が測れる目盛りが付いていました。
せっかくだからと、娘を横に立たせて写真を撮って、その場を離れました。
「あれ?この写真、去年も撮ったよね」
その夜、撮影した写真を妻と見返していると、キャラクターの看板と一緒に撮影した写真に見覚えがあることに気づきました。
過去の写真をさかのぼってみると、およそ1年前、まだ娘が2歳で初めてとしまえんを訪れたときにも、同じ場所、同じポーズで写真を撮っていました。
そして驚いたのは、目盛りの横に立つ娘の成長です。
背はすっかり伸びており、わずか1年しか経っていませんでしたが、想像以上に大きくなっていることを実感しました。
以来、としまえんに遊びに行くたびに、メリーゴーランドの看板の横に立って写真を撮ることが我が家の恒例の行事に。
撮影するたびに、娘の成長を感じられるよい習慣になりました。
また、娘が大きくなるにつれて、乗れる乗り物も増えていきました。
最初はメリーゴーランドやコーヒーカップしか乗れなかったものが、いまでは喜んでジェットコースターにも乗っています。
小学校に入学してからは、年間パスポートを買おうか悩み始めてもいました。
そんな時に飛び込んできたのは、としまえんの閉園のニュースです。
公式ではまだ発表は無いようですが、確かに近年は人の足も遠のき、あまりうまくいっているようには見えませんでした。
しかし、としまえんと同じ練馬区出身の私にとっては、それこそ自分が小さなころから身近にあった遊園地です。
私自身も親に連れて行ってもらった思い出の場所で、家族が出来てからも足繁く通っていたこともあり、驚きと共に寂しさでいっぱいになりました。
さらに追い打ちをかけるように、『新型コロナウイルス』の影響で、一時は休園に。
先週の3連休から一部で営業再開となりましたが、またいつ休園となるかもわかりません。
本当に閉園となるかはわかりませんが、コロナ問題が落ち着いたころには、また家族で足を運んで、思い出の一枚を撮りたいと思います。
日本財託 システム部 石川 泰紘(いしかわやすひろ)
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都練馬区出身の40歳。
システム部に所属し、当社独自の賃貸管理システム「Beans」の機能改善に携わる。
休日は主に、7歳の娘と一緒に近所の公園めぐり。
軽々とうんていや逆上がりをこなす子供の体力を羨むも、無理がたたって腰を痛めるのが定番に。
体力作りより先に、腰痛対策に全力で取り組む決意をしました。