『初ママ』の私を支えてくれた両親の意外な一面
2021/08/05
札幌のテレビ塔の前で記念撮影をする娘さんと飯塚さん
2020年2月に長女を出産しました。
折しも国内で新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた時期です。
出産に際し実家のある茨城県に滞在していましたが、
1回目の緊急事態宣言が発令されたこともあり、当初の予定よりも長い4か月間、
実家で両親とともに過ごすことになったのです。
初めての子育ては分からないことだらけ。
夜泣きのときには抱っこをして落ち着かせようとするも、
なかなか泣き止んでくれません。
お風呂ひとつとっても、沐浴の仕方が分からず、ただただ戸惑うばかりでした。
そんな「初ママ」っぷりの私に助け船を出してくれたのが両親でした。
ある日の夜中、いつものように泣き止まない長女に悪戦苦闘していると母が来て、
「もー、しょうがないなぁ」と抱っこを代わってくれました。
すると、あれだけ泣いていた娘がすぐに泣き止み、
安心したように寝息をたてはじめたのです。
「頭をちゃんと支えてあげて、体勢を丸くしてあげて」
私にとって目からウロコのコツを教えてくれました。
それ以外にも子育てのイロハを教わったほか、私が子育てに専念できるよう、
普段の料理や洗濯などの家事も全てこなしてくれたのです。
普段はどちらかというとおっとりした性格の母親に
これほど頼もしい一面があったのかと、改めて尊敬の念が沸き上がりました。
それ以上に意外だったのが父親です。
父は仕事が多忙で家を空けることが多く、
幼少期に遊んでもらったりした記憶はあまりありません。
そんな父が、
「子育てでずっと家にいると気が滅入るだろ。
子どもは見ておくからリフレッシュしてきなよ」
そう言って毎日1時間程度、自由な時間をつくってくれました。
今では定年を迎えて時間があるとはいえ、
仕事人間だった父に子どもの世話ができるのだろうか?
正直なところ最初は心配でした。
しかし、予想に反して子どものあやし方が上手く、長女も父との時間はご機嫌な様子です。
子育てを通じ、これまでの両親からは想像できない姿を知り驚くと同時に、
私や娘を第一に考えてくれるその優しい心遣いに救われたのを覚えています。
両親のありがたさを身に染みて感じられた4か月間は、
私にとってかけがえのないものとなりました。
それから1年余り。
育児にもずいぶんと慣れてきたとはいえ、母親としてはまだまだ未熟だと感じています。
両親のように頼りがいのある親になれるよう、
娘とともに私も成長していきたいと思います。
日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
飯塚 梨紗(いいつか りさ)
◆ スタッフプロフィール ◆
茨城県守谷市出身。
マーケティング部セールスプロモーション課に所属し、セミナー・イベント等の準備やお客様情報の管理など事務としてメンバーのサポートを行っています。
最近、娘が私のことを「ママ」と呼んでくれるようになりました。
できることがどんどん増えていく娘の姿に感動する日々です。