コロナ禍前の水準に回復!最新の人口移動データが示す「東京一人勝ち」の理由

2023/02/02

『東京都の転入超過、3年ぶり増』
1月30日、総務省が昨年の都道府県別転入超過数を公表しました。

コロナ禍で一時東京からの転出が増加する期間がありましたが、
昨年でその流れは止まり、東京一極集中のトレンドが戻ってきました。

なかでも15~29歳の若者層に限れば、2022年の転入超過数は、
コロナ禍前の水準まで完全に戻ったと言えます。

人口移動は、現在そして未来の賃貸需要を左右する
不動産投資を検討するうえで重要なデータの一つです。

そこで、今回のコラムでは、最新の人口移動データをもとに
「東京一人勝ち」の状況とその理由について考えていきます。

まずは、先日公表された住民基本台帳人口移動報告のデータを見ていきましょう。

47都道府県のうち、転入超過数がプラスになったのは、
11都府県で残りはマイナスでした。

その中で東京の転入超過数は38,023人増とトップ。

転入超過数が1万人を超えたのは、
東京都・埼玉県・神奈川県の1都2県のみです。

東京都の転入超過が鈍化していった
ここ2年のトレンドは途切れた形となります。

不動産投資を検討するうえで見るべきポイントは、この転入超過の内訳です。

実際のところ、どの世代が移動しているのかといえば、
それは賃貸需要を生み出す単身世帯の若年層です。

15~29歳の若年層に限れば、東京都は90.183人のプラス。

2位神奈川県が22,912人ですから、実に4倍以上となる圧倒的な差を付けています。

この9万人という数字は、
昨年、一昨年より2万人近く増加しており、これはコロナ禍前の水準に匹敵します。

2019年の東京都の15~29歳の転入超過数は93,036人、
前年2018年は89,781人、2017年は87,594人でした。

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進学や就職に伴う若年層の流入は、

コロナ禍以前からのいわゆる「東京一極集中」のトレンドに
戻ったことは間違いないでしょう。

もちろん飲食店やコンビニ、エンタメの充実など、
一人暮らしの若者にとって東京が魅力的な街であることもありますが、
東京に人が集まり続ける理由はそれだけではありません。

大きな理由は、圧倒的な経済規模のもと、
魅力ある会社や豊富な仕事の選択肢が東京にはあるからです。

上場企業の半数以上が東京に本社を置くなど、
誰もが知る大手有名企業から、時代を切り開くスタートアップ企業まで、
東京には多種多様な会社が集まっています。

仕事の種類も豊富で、高収入を見込める職種の求人もあり、
多くの選択肢がある東京で職を探すことは、
就職先を考える学生にとって必然といえます。

マイナビの2023年卒大学生向け調査によれば、
「東京の企業に勤めたい」という学生の割合は2022年卒に比べて、
11.8ポイントも増加しました。

コロナ禍において採用活動のオンライン化が進んでいることも、
追い風になっている側面があります。

これまでなら物理的な制約があり、
出会えなかった遠方の就活生と東京の企業がマッチングされ、
就職を機に上京に至るケースも出てきています。

ちなみに弊社日本財託グループの新卒採用では、
1都3県以外からの応募者の総数に占める割合は、
直近2年で16%から35%となり、ほぼ倍増しています。

また、コロナ禍以前からの傾向として、
男女で比べると、東京の転入超過数は女性の割合のほうが高いのも特徴です。

ニッセイ基礎研究所が11月に公表したレポートでは、
経済社会情勢が不安定になった場合は、女性の就業場所が
地方では限られるなどの弊害もより明らかになったことを指摘しています。

地方における若年層と年長者との間での女性の就労や家族における役割に対する
価値観の違いが縮まらない限り、
『東京都へ向かう若年人口の流れを食い止めるのは難しい。
統計的に考えるならば、ほぼ無理であるともいってよい』と結論づけています。

ちなみに、転入超過数の数値に現れない外国人流入数も増加しています。

出入国在留管理庁によれば、
2022年6月末現在の東京都の在留外国人数は、56万6,525人で、
2022年1月~6月の半年間で3万5,394人、約6.7%増加しました。

新型コロナウイルスの入国時の水際対策も段階的に緩和されており、
さらに5月には、感染症法上の位置づけの 「5類」への移行も控えています。

国内外から移動を妨げていた要素はいよいよ無くなれば、
人々は東京に押し寄せてくるでしょう。

それは、日本中そして世界中から人を集める魅力が、
経済、生活、文化あらゆる側面で東京という都市に、
確固たるものとして存在するからに他なりません。

都市としての魅力とそれに裏付けられた圧倒的な若者人口の流入がある東京には、
旺盛な賃貸需要があります。

不動産投資で長期安定収入を目指すためにも、
立地選びの際には東京を検討されてみてはいかがでしょうか。


日本財託 マーケティング部セールスプロモーション課
横尾 幸則(よこおゆきのり)

◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県大宮市出身の35歳。
マーケティング部で、セミナーやHPの運営、メールマガジンの執筆や広報活動を通じて東京・中古・ワンルームの魅力を多くのお客様に伝える。

運動嫌いの私ですが、ボルダリングは継続習慣にできています。
初中級のコースで壁にぶつかって(落ちて?)います。

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