インターネット無料だけでは選ばれない? 無駄な設備投資を防ぐ回線選びの3つのポイント

2026/08/27

近年、賃貸住宅市場において「インターネット無料」は、
1棟アパートの運営において、入居者に選ばれるための
重要な設備として定着してきました。

しかし、動画配信サービスやオンラインゲーム、在宅勤務の普及により、
入居者の関心は「無料であること」だけでなく、
「快適に使えるかどうか」へと移りつつあります。

せっかくインターネット設備を導入しても、混雑時に速度が低下し
「動画が止まる」「Web会議が不安定になる」といった不満が出れば、
入居者満足度の向上や空室対策として十分な効果を得にくくなります。

実際、人気設備ランキングにおいても単なる無料ではなく
「高速インターネット(1Gbps以上)無料」が上位を占めるなど、
求められる通信環境も変化しています。

一方で、インターネット回線は種類も多く、
オーナー様にとって回線選びは複雑さが増しているのが実情です。

そこで今回は、多様化するインターネット回線選びにおいて、
物件に適した回線を選ぶための3つのポイントをご紹介します。

まず1点目は、オーバースペックを避けることです。

1棟アパート・マンション向けの代表的な配線方式として、
各戸まで光ファイバーを引き込む「オール光配線方式」と、
建物まで光回線を引き込み、共用部から各戸までは
LANケーブルでつなぐ「LAN配線方式」が挙げられます。

両者の大きな違いの一つが、対応できる通信速度です。

オール光配線方式では、10Gbpsクラスの超高速通信に対応するサービスもあります。
一方、一般的な動画視聴やテレワークなどを想定する場合は、
1GbpsのLAN配線方式でも十分快適な通信環境を整えられます。

たとえば、インターネット設備を物件の差別化要素として強く打ち出したい場合や、
相場よりも高い賃料への改定を検討する場合には、
オール光配線方式も選択肢の一つとなるでしょう。

ただし、必要以上に高性能な設備を導入すると、その分、費用もかさみます。

最大通信速度だけで判断するのではなく、物件のターゲット層や周辺物件の設備状況、
賃料設定などを踏まえて、物件に適した回線を選ぶことがポイントです。

2点目は、同時接続時にも速度が低下しにくい環境を選ぶことです。

インターネット回線は、「各戸最大1Gbps」と記載されていても、
常にその速度で利用できるとは限りません。

例えば、夜間など多くの入居者が一斉に動画を視聴したり、
オンラインゲームを利用したりすると、通信が混雑し、
動画の読み込みに時間がかかるなど、使いづらさを感じる場合があります。

オール光配線方式では各戸まで光ファイバーを配線するのに対し、
LAN配線方式では共用部から各戸までLANケーブルで接続します。

そのため、LAN配線方式を選ぶ際は、各戸の最大通信速度だけでなく、
建物全体の回線容量や混雑対策についても確認することが重要です。

多くの入居者が同時に接続する夜間でも、
速度低下が起きにくい仕組みになっているか、
混雑を避ける接続方式が採用されているか、建物全体の回線容量に余裕があるかなど、
事業者が具体的な対策を明確に回答できるかを判断基準にしてください。

パンフレットに「最大1Gbps」と記載されていても、
回線容量や接続方式、利用状況などによって、
実際の通信速度や安定性には差が生じます。

3点目は、費用対効果のバランスです。

例えば総戸数10戸のアパートの場合、
当社が展開しているネットサービス「Beans Net」では1戸あたり月額1,600円。

一方、同じ10戸でオール光配線方式を導入した場合、
月額費用がBeans Netの約1.7倍となるケースもあります。

オール光配線を物件の付加価値として打ち出し、
周辺物件との差別化や賃料設定の見直しにつなげたいという
目的が明確であれば問題ありませんが、
あいまいな状態のまま導入してしまうとコスト高になりかねません。

さらに、料金とあわせて確認しておきたいのが、
既存の契約期間と回線切り替えのスケジュールです。

インターネット回線の導入は、物件の状況や工事の内容によって、
開通まで数か月かかることがあります。

既存回線の契約終了から新しい回線の開通までに期間が空くと、
一時的にインターネットを利用できない期間が生じる可能性があります。

回線の切り替えを検討する場合は、まず既存の契約期間を確認のうえ、
余裕をもって検討することが大切です。

このように、インターネット設備に求められる条件が変化し、
回線選びも複雑になるなか、当社でも設備の導入や見直しについて、
オーナー様からご相談をいただく機会が増えています。

そこで、こうした回線選びの課題に対応するため、
日本財託グループでは2026年7月より、
一棟物件向けインターネットサービス「Beans Net」の提供を開始しました。

Beans Netは建物まで最大10Gbpsの光回線を引き込み、
各戸最大1Gbpsの快適な通信環境を提供します。

また、混雑に配慮した接続方式を採用しているほか、
24時間365日対応の専用コールセンターも設けています。

導入から保守・運用、入居者サポートまで日本財託が窓口となるため、
オーナー様が複数の窓口へ個別に問い合わせる手間を減らせる点も特徴です。

高速インターネットの需要が高まるなか、
物件のターゲット層や周辺物件の設備状況を踏まえると、
インターネット環境を見直すことも、設備面での差別化を図る一つの方法となります。

特に立地特性などから、入居者が決まりづらい物件の場合、
空室発生時にインターネットの設備を導入することで差別化を図り、
早期の空室解消が期待できます。

また、毎月のランニングコストについては、
物件や周辺相場によっては、賃料設定の見直しによって吸収できる場合もあり、
オーナー様の負担を抑えながら導入することも可能です。

ご所有物件のインターネット環境を見直したい場合や、
現在の契約内容に不安がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

日本財託管理サービス ソリューション事業部 M・M

◆ スタッフプロフィール ◆
千葉県出身の27歳。
ソリューション事業部では、主に建物の維持管理や資産価値向上の
ご提案を行っています。
今年娘が生まれ、4人家族になりました。さらにマイホームとマイカーも購入し
慌ただしい毎日を過ごしています。家族を支えるため、日々精一杯頑張っています。


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