厚生年金積立金は２２年後には枯渇する！？
2009/05/14
★―――〔日本財託不動産投資情報マガジン〕 Vol.122 ――――――――――
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■ １．厚生年金積立金は２２年後には枯渇し、年金制度は破綻へ！？
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『２０３１年度に厚生年金積立金は枯渇し、
実質的に年金制度は破たんする。』
５月１日、厚生労働省から衝撃的な発表が行われました。
２００９年度末に約１４４兆円ある厚生年金積立金が
物価上昇率などの経済指標が過去１０年の平均値で推移した場合、
２０３１年度には厚生年金の積立金が枯渇するとの試算を出したのです。
２２年後、今のままだと年金制度は破綻してしまうのです。
あなたのいまの年齢に２２年足してみてください。
その年齢に達した時、年金制度はもろくも崩れ去ります。
実はこの試算が出る３ヶ月ほど前、
厚生労働省は、将来にわたって現役時代の収入の５０％の給付水準を
維持できるとの試算を出していました。
しかし、
その試算には、『賃金上昇率２％、運用利回り４.１％』など、
甘い前提数値が用いられていました。
銀行にお金を預けても１％の利子もつかない現状で、
運用利回りを４.１％とした前提での計算は疑問を感じます。
そして、前提となる数値の見通しが甘すぎるといった指摘をうけ、
基準となる数値を『賃金上昇率−０.７％、運用利回り１.５％』に見直して
試算しなおした結果が、今回の数値です。
また、２００５年時点では高齢者ひとりにつき、現役世代３.３人で支えて
いたものが、２０１５年には２.３人、２０３５年には１.７人で高齢者を
支えなければいけない状況になるという予測があります。
さらに、現在日本では５人に１人が高齢者になっていますが、
これが２０２５年には３．３人に１人、２０５５年には２．５人に１人が
高齢者という『超高齢社会』になると試算されています。
こうした数字を目前とすると、
私たちが将来年金をもらうような年代になったときに、
年金だけで十分に生活していけるだけの額がもらえるとは、
とても思えません。
雑誌、新聞などのマスコミなどでも、
年金制度は崩壊するといった論調の内容が、
近年、目立ってきていましたが、
ついにそのカウントダウンが聞こえてきました。
このような試算が出た以上、
政府は年金制度が破綻しないように
なんらかの手を打ってくるはずです。
年金制度は崩壊しないまでも、制度を存続維持させるために
『増税』や『年金給付額の引き下げ』に『受給年齢の引き上げ』
などが今後予想されます。
大切な自分の将来を国に預けっぱなしにして、
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日本財託 マーケティング部 坂元 寛和
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■６．編集後記 ■
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観たい映画があります。
それは、『余命一ヶ月の花嫁』。
彼女を知ったのはテレビのドキュメンタリー番組でした。
２４歳という若さでこの世を去りました。
乳がんでした。
『自分の想いを同じ世代の人に伝えたい！』
彼女からテレビ局に連絡し取材が始まりました。
笑顔のままでいてほしいと願い、
あとどれだけの時間が残されているのかは、
彼女に知らされることはありませんでした。
残された時間を知らない彼女には
ひとつの願いがありました。
それはウエディングドレスを着ること。
そんな彼女に、
友人たちはサプライズの結婚式をプレゼントした。
彼女は治ることを信じて最後まで病気と戦いました。
病室に寝泊りし、看病している恋人が聞く。
「今日は、何してたの？」
彼女は一言答えます。
「生きてる」
『みなさんに明日が来ることは奇跡です』
彼女の言葉が胸に響きます。
日本財託グループでは、年に一回健康診断を実施しています。
女子社員は全員、乳がん検診を受診しています。
２０代の社員も、自己負担にもかかわらず、積極的に受診しています。
人ごととは思わず、自分たちの問題としてきちんと受け止めているからです。
『自分は、一日一日を大切に生きているだろうか？』
家族や仲間を思いやり、心も体も健康で、
毎日を大切に生きていきたいと思います。
マーケティング部 K・S
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