先輩から学んだ、地道なことをやり抜く力
                     2025/10/30
                    
                  

ドラマのロケ地で記念撮影をするM・Mさん
新卒で損害保険会社に入社した私は、
大学を卒業するまで野球一筋の生活を送っていました。
パソコンはほぼ未経験。ブラインドタッチの練習からスタートしました。
配属されたのは法人営業部、いわゆる飛び込み営業です。
賃貸管理会社に一人で訪問し、損害保険の締結を目指す日々。
親切に耳を傾けてくださる方もいらっしゃいましたが、
名刺すら受け取ってもらえない、時には名刺を投げつけられた経験もありました。
厳しいノルマはなくとも、「自分で目標にコミットする」環境に、
やり方も分からないまま試行錯誤する1年目。
焦りだけが先行し、結果が伴わない日々が続きました。
「このままではいけない。」
そう腹をくくり、当時30歳のトップ営業マンに同行をお願いしました。
訪問のたびに、気になったことはすぐ質問。
言い回しや間の取り方、話し方まで、参考になることは何でも遠慮なく聞き、
学べることはすべて取り入れました。
しばらく続けて分かったのは、先輩が特別なことをしているわけではないということ。
報連相を欠かさないこと、相手の潜在的なニーズを引き出すための丁寧なヒアリング、
自社の商品や競合の商品についての理解を深めること、その当たり前を徹底していたのです。
学びを少しずつ実践し、2年目に差し掛かる頃には、
安定して数値を挙げられるようになっていきました。
壁にぶつかったときほど、基本に立ち返る大切さを実感しました。
私にとっても、地味で愚直な努力が実を結んだ印象的な経験があります。
管理戸数が多く、どうしても提案したかった不動産会社へのアプローチです。
同じ会社の社員が訪問しても箸にも棒にもかからないことで有名で、
決定権を持つ社長には会うことすらできない。
そこで私は方針を変え、まわりの不動産会社を一社ずつ訪ね、
地元に根付いた会社同士の強い横のつながりをたどりました。
いくつかの会社から情報を集め、社長の行きつけの居酒屋を教えてもらい、足しげく通うことに。
ようやく社長を見つけ、近くの席に座って不動産の話題をきっかけに会話を広げ、
保険の話をすることができました。
興味を持っていただき、翌日にはその不動産会社を訪問し、
すぐに契約を結ぶことができました。
地道な努力が実を結んだ瞬間でした。
やるべきことを愚直に実践し、お客様と信頼関係を築いていく営業スタイルは、
自分の強みであり、大きなやりがいでもあります。
今は日本財託の事故サポート課に所属し、
漏水・火災などの事故対応業務を担当しています。
漏水事故は対応が完了するまで平均して3カ月。
入居者様とオーナー様、業者様と丁寧に、こまめに連絡を取り合っていきます。
先輩から学んだ、地道なことを着実にやり抜く力。
私にとっての新たな挑戦のフィールドでも、同じ姿勢で実践し続けていきます。
日本財託管理サービス 管理部事故サポート課 M・M
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県川口市出身の35歳。
管理部事故サポート課に所属し、漏水や家財などのトラブル業務対応を行っています。
実は2年前から、自宅でうさぎを飼っています。
ペットショップでの一目惚れが始まりでした。可愛さに、今日も救われています。






