誰かを守るための頑固さ
2026/09/10

イベントを楽しむS・Hさん
小さいころから、納得できないことをそのままにできない性格でした。
一度気になると、自分が納得するまで確かめたくなる。
そんな私を見て、親からはよく「頑固だ」と言われていました。
前職では賃貸仲介の店舗で6年半働き、
契約内容や注意点をお客様へ説明する仕事を担当していました。
少しでも曖昧なことがあれば、営業担当に確認する。
「お客様に聞かれたとき、自分が説明できないままでは進められない」
そう考えていたからです。
一方で「そこまでしなくてもいい」と言われ、
周囲とぶつかることもありました。
当時の私は、自分が正しいのだから、きっと分かってもらえる。
そんなふうに考えていたのだと思います。
「頑固さ」を指摘されながらも、仕事への姿勢を評価していただき、
契約書や法律を扱う部署へ異動しました。
6年半も契約に携わってきたのだから、
専門部署でも自分の力は通用すると考えていました。
ある日、作成中の契約書を上司に見せると、
「なぜこの言葉を使ったの?」と聞かれ、私は答えられませんでした。
契約の手続きは覚えていても、
一つひとつの言葉の意味まで理解できていなかったのです。
正しさにはこだわっていたのに、その根拠を自分の言葉で説明できない。
そのことに初めて気づかされました。
上司は答えをすぐに教えるのではなく、何度も「なぜ?」と問い返してきます。
「国語辞典を買いなよ」と言われてからは、分からない言葉を辞書で調べ、
契約書の一文にも「なぜこの言葉が必要なのか」を考えるようになりました。
仕事後には法律も一から勉強し、自分が納得できるまで確認しました。
すると少しずつ、上司からの「なぜ?」にも自分の言葉で答えられるようになり、
「決まりだから」と読んでいた契約書にも、
人と人が安心して約束を交わすための大切な意味があることに気づき、
見え方が大きく変わったのです。
以前は、自分の正しさを通すために立ち止まっていました。
今は、その先の誰かが困らないように立ち止まる。
同じ「頑固さ」でも、向ける先が変わりました。
現在、日本財託で担当しているのは、
お客様へご紹介する中古マンションを仕入れる際の事務業務です。
主に、売買代金の支払いに関する確認や決済に必要な書類の準備・確認などを行っています。
書類がそろっていても、一つの言葉や数字に違和感があれば、
そのままにはしません。
その先には、その物件を購入されるお客様がいるからです。
かつては、人とぶつかる原因にもなった私の「頑固さ」も
今では、お客様が安心して次へ進めるよう、
見えないところまで確認するための力になっています。
日本財託 事業部 S・H
◆ スタッフプロフィール ◆
埼玉県さいたま市出身
事業部事務管理1課に所属し、仕入決済事務として買取決済を担当しています。
そろそろ免許更新が近づいてきました。
これまでゴールド免許を継続しています。
今後も安全運転を心がけ、無事故・無違反を続けていきたいと思います。






