お兄ちゃんがいるからさみしくない
2026/11/05

好きなアニメの展示会で写真を撮るT・Sさん
私が5歳の頃、母が再婚しました。
新しい父は、私と妹にたくさんの愛情を注ぎ、
育ててくれました。
時には厳しく叱られることもありましたが、
仕事が忙しくても、いつも家族を優先してくれる父。
そんな父が突然亡くなったのは、
私が高校3年生、妹が小学1年生のときです。
あまりに突然の別れに、
私自身も悲しみから抜け出せずにいましたが、
何より気掛かりだったのは、まだ幼い妹のことでした。
少しでも父の代わりになりたい。
そんな思いから、休日には妹と出かけたり、一緒に遊んだりしました。
妹に寂しい思いをさせないように、
できる限りの時間を一緒に過ごしたのです。
父が亡くなってから4年後のある日、
母から妹が書いた「家族について」の作文を見せてもらいました。
そこには、こんな言葉が書かれていたのです。
「お父さんがいなくて悲しい時もあるけど、お兄ちゃんがいるからさみしくない」
妹は普段、父の話をほとんどしません。
だからこそ、父を失った悲しみを抱えながらも、
私を頼りにしてくれていたことを、その作文を通して初めて知りました。
妹の寂しさを少しでも埋めたい。
そんな思いで過ごしてきた日々が、
妹にとっても支えになっていたのだと気づかされ、
胸がいっぱいになりました。
そして、これからも妹が困ったときには頼れる兄でありたい。
そんな思いが一層強くなった瞬間でした。
現在、妹は高校2年生。
私は実家を離れていますが、
帰省すると学校や友人関係の悩みを相談してくれます。
幼かった妹が成長した今も、
変わらず私を頼ってくれることが何より嬉しいです。
この経験から学んだのは、相手が口にしなくても、
不安や悩みを抱えていることがあるということです。
現在、私は入居審査や家賃のお支払いに関するご案内を担当しています。
お客様によって、生活環境や抱えている事情はさまざま。
だからこそ、目の前の手続きを進めるだけでなく、
一人ひとりの状況を理解し、丁寧に対応することを心掛けています。
妹の作文が教えてくれたように、自分にできることは小さくても、
その積み重ねが誰かの支えになることもあります。
これからも、父が家族に向けてくれた愛情を忘れず、
お客様が安心して暮らせるよう、
一人ひとりに誠実に向き合っていきたいです。
日本財託管理サービス 債権管理部 債権管理課 T・S
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県出身。
債権管理部 債権管理課にて、入居審査業務および家賃のお支払いに関する
ご案内・対応を担当しています。
最近は同棲中の彼女のご飯がおいしすぎるあまり、少し太り気味です。






