新ウォーターフロント都市「日本橋」の再開発がもたらす新しい東京の魅力

2023/11/16

10月25日夜、船に乗って会社から帰宅するサラリーマンの姿がありました。

「舟旅通勤」です。

その名の通り、船による通勤手段で、東京で本格的な運用がスタートしました。
今回開業したのは「日本橋―豊洲間」、片道500円で同区間を約20分で繋ぎます。

混雑や渋滞を避けて通勤できる交通手段の選択肢として、今後定着が期待されています。
来年春には、晴海と日の出を結ぶ航路も開業予定です。

船を活用した交通手段が定着・発展すると、水辺の都市開発が進むことが見込まれます。

ニューヨークを始め、海外の先進都市では、
船による通勤通学が定着しており、それによって水辺の開発が進んでいるのです。
東京でも今回の取り組みをきっかけに、
ウォーターフロントの再開発が注目を集めています。

そこで今回のコラムでは、ウォーターフロントの再開発の最新事情をご紹介しながら、
それに伴う賃貸需要の変化について考えていきます。

まずご紹介するのは、「日本橋川沿いの再開発」です。

2004年ごろより三井不動産が推進してきた「日本橋再生計画」の新たなステージとして、
日本橋川周辺で5つの再開発事業が計画されています。

総事業費はなんと1兆円。国内最大規模の再開発事業といわれています。

再開発事業における重点事項では、「豊かな水辺の再生」が挙げられており、
これまでの再開発以上にウォーターフロントの開発に力を入れた事業内容となっています。

八重洲エリアでの再開発計画でも、水辺の開発計画をみることができます。

日本橋川交流地点の象徴となる広場空間は、地上からはもちろん、
2・3階からでも水辺を楽しめるような重層的なつくりが設計されており、
川沿いには歩行者ネットワークも整備される予定です。

同事業を含め、日本橋川沿いのすべての再開発事業が完了すると、
最終的に日本橋川周辺で、川幅約100m・長さ約1200mに及ぶ
広大な水辺空間が誕生します。

水辺空間の誕生と同時に歩行者用ネットワークも整備されれば、
日本橋と東京駅周辺の回遊性も高まり、
より魅力的なエリアになっていくのではないでしょうか。

また、舟運ネットワークのハブとしての役割も担います。

冒頭にあげた豊洲や晴海、羽田やお台場などのウォーターフロントの拠点と繋がり、
船運ネットワークとしての基点としての発展も期待されます。

水辺の開発に力を注いでいるのは、日本橋川だけではありません。

「隅田川」周辺でも、水辺空間の活用方法が模索されています。
例えば、2020年6月に設置された「すみだがわリバーサイドウォーク」です。

隅田川に架かる鉄道橋の横に新設された歩道橋で
浅草と東京スカイツリー周辺を結んでいます。

また、隅田川沿いのレストランでは、「かわてらす」の設置も進んでいます。
かわてらすとは、夏の京都などでみられる川床のいわば東京版です。
水辺の自然を感じながら、食事を楽しむことができるテラス席です。

これ以外にも、水辺空間を最大限活用した、さまざまな取り組みが行われています。

東京都は「水辺とゆとりと潤いを活かした東京の顔づくり」を大きなテーマに掲げ、
今後もさらなる発展が期待されています。

日本橋川と隅田川の2つの事例をご紹介しましたが、
水辺空間に広場や高層ビルなどさまざまな施設が整備されると、
経済活動もより活発化し、周辺エリアに新たな賃貸需要が生まれる可能性があります。

すでに日本でも、ウォーターフロント都市として発展してきた都市の実例があります。
それが横浜・みなとみらいエリアです。

横浜・みなとみらいエリアの再開発は、1980年代に横浜駅周辺エリアと
関内・伊勢佐木町とで二分されていた都市機能を集約。
時代の変化を見据えたエリアマネジメントを行うことを目的に事業が計画されました。

2009年4月に本格的な事業が開始され、現在に至るまで再開発が継続されています。

横浜港に面したエリアに、横浜ランドマークタワーを始め、多くの施設が整備され、
国際的な交流拠点としても、また観光地としても、魅力的な街へ発展を遂げています。

水辺に緑地を配置し、みなとみらい全体に緑のネットワークを形成するなど、
ウォーターフロントとしての貴重な水資源を活用した、
自然溢れるまちづくりが推進されました。

リクルートが毎年発表している
「SUUMO住みたい街ランキング2023首都圏版」によると、横浜は6年連続首位を獲得。
年代別ランキングでも20~40代で首位を獲得するなど、高い人気を誇っています。

今回ご紹介したように、日本橋をはじめとした水辺の再開発により、
東京の魅力は一層高まり、さらなる発展が見込まれるでしょう。

これまで河川沿いのエリアというと、水害リスクを懸念されがちでしたが、
城東エリアを中心として湾岸・河川沿いの再開発が進めば、
自然と調和した素晴らしい景観とビジネス、ショッピングも楽しめるエリアとして、
若者を中心に高い人気を集めることを期待できます。

来年の開催を控えるパリオリンピックでは、セーヌ川を利用した開会式が予定されるなど、
ウォーターフロントは市民の憩いの場であり、アイデンティティそのものでもあります。

東京も古くは江戸の頃から、水運都市として大いに発展してきました。

今回の日本橋の再開発をきっかけとして、
東京で暮らす人々にとってウォーターフロントの価値を再発見する機会となり、
河川が豊富な城東・湾岸エリアの賃貸需要の高まりも期待することができます。

東京都では地下調節池の新設をはじめとして
水害対策に力をいれておりますので、投資エリアとして
ウォーターフロントにも注目されてみてはいかがでしょうか。

日本財託 インサイドセールス部 A・T

◆ スタッフプロフィール ◆
長野県坂城町出身の26歳。
当社オーナー様の経済的自由の実現に向けて、各種情報の配信やイベント企画を
担当しています。
今年に入ってプロ野球観戦にハマり、山本由伸投手のノーヒットノーランも
生で観戦しました。12球団の本拠地球場制覇が今のひそかな目標です。

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