憧れのちっさいお父さん
2025/05/01
兄姉と記念撮影をするS・Iさん
幼いころに両親が離婚し、私は母子家庭で育ちました。
母親は、当時幼かった私たち子ども3人を女手一つで一生懸命育て上げてくれました。
仲が良く、いつも笑いの絶えない賑やかな家族です。
母は看護師として働いており、夜勤はなかったものの、
朝早くに出勤し、帰宅は夜7時過ぎ。
母子家庭で子ども3人となると、経済的に厳しい場面も少なくはなかったと思います。
例えば、お菓子、習い事、ゲーム、旅行など、
いわゆる嗜好品や娯楽は我慢するのが当たりまえ。
周りと比較せず、私たち家族の幸せの在り方を自然と考えるようになりました。
そんな私に、経験や機会を与えてくれたのは、7つ年上の兄です。
父親を失った私のために、小学生だった兄は「ちっさいお父さん」として
私を支えてくれました。
中学で初めて床屋に行くまでの12年間、私の髪を切ってくれたのは兄でした。
私が中学に上がる頃、兄はアルバイトを掛け持ちし、
必死に働いて得たお金を惜しむことなく、家族のために使ってくれました。
外食に行った際は、好きなものを食べていいよと、いつもご馳走してくれたり、
姉と私を海外旅行にも連れて行ってくれたりしたのです。
そんな兄の背中をみて、私も兄のように誰かの人生を豊かにできる人になりたいと
思うようになりました。
そして高校生になった私が選んだのは、「貧困問題」を大学で学ぶことです。
大学受験は1年浪人しましたが、予備校には通えなかったため、
自力で勉強しました。大学入学に際しては、大学無償化制度と奨学金制度を併用。
念願の大学では、社会学を4年間学び、なかでも子どもの貧困や
子どもの第三の居場所づくり等、子どもを取り巻く様々な問題について研究しました。
貧困やお金が原因であきらめてしまう人を減らし、人々の選択肢や可能性を広げたい。
その想いは、大学での学びでさらに膨らみます。
そして就職活動していく中でキャリアとして選んだのは、日本財託です。
不動産投資で経済的基盤を作り、
働くお父さんお母さんの金銭面での不安を解消することができれば、
家族の選択肢や可能性が広がるのではないかと考えたからです。
兄が私にいろんな経験を与えてくれたように、
今度は私が社会に還元できるようになりたいと思っています。
現在は、売買契約書や重要事項説明書を作成する部署に所属しています。
お客様が安心してご購入いただけるように、物件の情報やリスク、懸念事項についても
徹底的に調査し、正確な書類作成に努めています。
一人でも多くの方のお金の不安を解消できるように、
今後も日本財託の一員として頑張っていきます。
日本財託 事業本部 事務管理1課 S・I
◆ スタッフプロフィール ◆
京都府京都市出身の24歳。
事業部事務管理課に所属し、売買契約書や重要事項説明書の作成等の事務作業を
担当しています。
先日1歳になった姪っ子が怪獣のように成長しています。可愛くて癒されます。