祖母から学んだ『感謝と笑顔』の大切さ
2025/07/03
同僚と食事を楽しむO・Yさん
私の祖母は、地元の国道沿いで小さな焼きそば屋を営んでいます。
父が幼い頃から続けているので、もう50年以上になるのでしょうか。
長年お店に立っていることもあり、
近所の人々からは「名物おばあちゃん」と親しまれ、
いつも元気で笑顔を絶やさずにお店を明るく照らしていました。
そんな祖母の姿に、どれほど多くの人々が励まされ、
癒されてきたことでしょう。
私自身もその一人です。
しかし、かつての私はその祖母からの愛情に背を向けてしまっていたのです。
学生の頃、祖母は私と妹の小さな成功を、誇らしげに常連さんへ話していました。
「テストで1位だったんだよ」
「あそこの高校に受かったんだよ」
といった具合です。
嬉しいはずなのに、胸に湧くのは恥ずかしさと苛立ち。
「もうお店に顔を出したくない」と本気で思ったことさえあります。
愛ゆえの自慢に、当時の私は居心地の悪さを感じ、
祖母の笑顔から目をそらし続けました。
いま振り返ると、あれは祖母の深い愛情だったと心から感じますが、
思春期の私はその気持ちを素直に受け入れることができなかったのです。
その後、大学進学を機に地元を離れ、帰省するのは年に数回ほどになった頃に
久々に大学の春休みを使って祖母の店を手伝う機会がありました。
祖母は相変わらず元気で、笑顔を絶やさずお店に訪れるお客さんたちと、
楽しそうに会話を交わしています。
一緒に働いてみて初めて分かったことは、どんなに忙しい日々でも
祖母は常に笑顔でお客さんに対応していたということです。
「こうしてお客さんが来てくれるのは、本当にありがたいことだね」
日々の忙しさの中でも、感謝の言葉が先に出る。
そして、いつも笑顔を絶やさず元気でいる。
50年間変わらないその姿勢に心が揺れ、
祖母のように生きていきたいと考えるようになりました。
社会人になった今、私は毎日、不動産投資を検討している
お客様とお電話でやり取りしています。
電話越しでお客様の顔が見えない分、祖母から学んだ「感謝と笑顔」を大切にし、
どんな時でも心を込めて対応するよう心がけています。
お客様と関わる時間というのは決して長くはありませんが、
どんなに忙しくても心から対応することで、信頼が深まっていくと感じています。
祖母が地元の焼きそば屋で築き上げてきた温かな信頼関係を、
私も少しずつ仕事の中で作っていきたいと思っています。
祖母から学んだ「感謝と笑顔」の教えを、
これからの人生でも忘れることなく大切にし、
周りを明るく照らせるよう励んでいきます。
日本財託 インサイドセールス部 O・Y
◆ スタッフプロフィール ◆
栃木県栃木市出身。
インサイドセールス部に所属し、お客様サポートやお役立ち情報の配信を行っています。
最近はピアノの購入を検討しています。
幼少のころ習っていたのですが、大人になり無性に弾きたくなります。
お財布と相談中です。