サッカーで学んだ、諦めない心と継続力
2025/09/18
ご家族と登山をするF・Tさん
私は小学5年生の時にサッカーを始めました。
高校3年生まで続けていたのですが、小学生時代の練習がこれまでの人生で
一番ストイックにサッカーに向き合った時間だったと感じています。
監督の厳しさは今でも鮮明に思い出すことができます。
指導方法は、今の時代では考えられない「昭和のスタイル」。
練習中にミスをすると、グラウンドを何周も走らされます。
さらに、コーチがゴール正面から蹴るボールをヘディングで跳ね返す練習では、
3回連続で当てるまで終わりません。
涙を流しながら必死にボールに食らいついていました。
それでも辞めずに続けることができたのは、
チームプレーの楽しさに引き込まれていたからでした。
そして、練習を重ねること半年が過ぎた頃、
ついにスタメンとして試合に出場することができました。
0-0の接戦で、相手のファウルで突然回ってきたPKのチャンス。
監督が指名したのはなぜか私でした。
そして、思い切りボールを振りぬき、見事ゴールを決めることができたのです。
監督の期待に応えることができたこと、チームに貢献できたこと、
その嬉しさで胸がいっぱいになりました。
正直なところ、あの試合の後は調子に乗っていた部分もあったと思います。
「自分はスタメンなんだ」と自信過剰になり、
どこか安心してしまっていました。
その後、思うようにプレーができなくなり、
ついにはスタメンから外されてしまったのです。
私はこの時、人生で初めて挫折を味わったのです。
練習にも身が入らず、ふてくされていた自分を今でも覚えています。
「やめようかな...」
そんな気持ちを見透かされたのか、監督からこんな言葉をかけられたのです。
「逃げるのは簡単だ。続けることができれば、それは必ず自分の力になる。」
それまで、テニス、英会話、陸上といくつか習い事をやってきましたが、
どれも途中で投げ出してきた私にとって、監督の言葉は非常に胸に響きました。
「厳しい練習にも耐え、サッカーの楽しさにも気づくことができたのに、
スタメンを降ろされたくらいで逃げ出していいのか。」と自問自答し、
今回は逃げずに続けてみようと思うことができたのです。
それからは練習への向き合い方が変わり、自分の成長のためにもとにかく続けてみよう
というマインドに切り替えることができました。
すぐに大きな成果が出たわけではありません。
しかし、少しずつ自分のプレーに自信を持てるようになり、
高校を卒業するまでサッカーを続けることができました。
この経験が今の自分の忍耐力や継続力をつくっていると感じており、
社会人になった今でも、仕事で壁にぶつかっても
「トライし続けてみよう」と思える原動力になっています。
これからもサッカーで学んだ「続ける力」を大切にしながら、
一つひとつの業務に真摯に取り組んでいきたいと思います。
日本財託管理サービス 賃貸営業部 F・T
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県横須賀出身の24歳。
賃貸営業部に所属し、入居者を募集するための賃料査定や
仲介会社への販促活動をしています。
今年に入り5キロ体重が増えました。
以前のように何もしなくても痩せる年齢ではなくなったと実感し、来年からはジムに通う決意をしました。