ウィズコロナで見つけた新たな挑戦
2025/03/13
銀座で食事を楽しむY・Nさん
新卒から20年以上不動産業界で働いています。
その中でも、創業当初から約15年在籍した会社がありました。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響で
長く勤めたこの会社を辞める決断をしたのです。
その会社は貸会議室や宴会場の運営事業を軸に展開する、
10名にも満たないベンチャー企業。
私は不動産全般の担当として参加していました。
今でこそ一般的になった貸会議室やサービスオフィスなどのシェアリング事業ですが、
創業時の2000年初頭ではまだまだニッチな業態でした。
「いかに早期にマイノリティを脱しマジョリティとなるか」
まずはそれだけを念頭に動いていました。
私自身、不動産仕入れをメインに担当していたものの、
利用者がいなければ売り上げも立たず、事業が成り立ちません。
自身の職務である仕入れにとどまらず利用者の開拓や募集のための営業・広報活動に加え、
会場の設営から掃除、ケータリング業者との提携、新規事業立ち上げ、事業計画の作成など、
出来得ることはすべて取り組んだのです。
当時は、朝から13~14時間労働は当たり前で、
立ち止まることなく走りながら考え、覚え、がむしゃらに働き続けました。
その結果、創業初年度から2億、7億、21億と売上高も右肩上がり。
その後も事業拡大を進め、全国へのドミナント展開、海外進出、
ホテル・旅館などの宿泊施設運営、サービスオフィス運営等に幅を広げ、
常に"新しい事業にチャレンジする姿勢"にやりがいを感じていました。
しかしながら、その勢いも2020年に突然止まってしまったのです。
原因は新型コロナウイルスの感染拡大。
それまで当たり前だった「対面での会議」や「出社」が突如として不要となり、
メイン事業の需要がなくなってしまいました。
新規物件の取得が中止され、運転資金確保のため
これまで仕入れてきた不動産を黙々と売却する日々。
会社自体が、これまでの積極的な攻めの姿勢から一転し、
守りに徹せざるを得なくなり、何度も希望退職者を募るようになりました。
「いっそ環境を変え、新たなチャレンジができるいい機会」
そう感じ、15年勤めた会社を辞める決意をしたのです。
パンデミックの影響を受ける業態は避け、
未経験の領域だった「住宅」に目を向け転職し、
今では縁あって日本財託で1棟物件の仕入れを行っています。
これまで20年以上不動産業界に携わり、
複数の企業に勤め、多様な不動産運用・活用方法を見てきました。
だからこそ、現在も住宅に関わる情報だけでなく
オフィスやホテルなど様々な情報をインプットし、
不動産マーケット全体の動きをチェックすることを心掛けています。
これからも新たなチャレンジをし続けていきます。
日本財託 事業本部戦略投資部 Y・N
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都練馬区出身の45歳
戦略投資部として、都心部にある1棟物件の取得・運用・売却を担当しています。
週末は娘と犬に囲まれて過ごしています。