私を支えた「1日1行」と「陰徳陽報」
2025/10/23
自分の推しについて熱く語るY・Sさん
兄の影響で幼稚園の年長から野球を始めました。
私を形作っている価値観や姿勢の多くは、
野球を通じて培われたものです。
20年以上続けてきた野球生活のなかで、
印象に残っているのが高校時代の監督からもらった2つの言葉です。
その言葉は、今でも私の行動指針となっています。
「何でもいいから1つ、毎日継続させなさい」
これは高校2年生の時にいただいた1つ目の教えです。
1日1つ必ず何かを行う「1日1行」の精神を教えていただき、
私は迷わず「玄関掃除」を選択しました。
毎晩同じ場所を掃除するという単純な作業で
最初は何も考えずに行っていたのですが、
続けていくうちにその意味が分かってきたのです。
毎日同じことをやるからこそ、小さな変化に気づくことができる。
昨日は見落としていた汚れに気づいたり、効率的な掃除の仕方を発見したりと
狭い範囲だからこそ得られる学びがありました。
そして何より、自分で決めたことを継続する大切さを学んだのです。
この玄関掃除は高校2年生から始めて、現在まで続けています。
もう一つの教えが「陰徳陽報」という四字熟語でした。
人に知られないところでの善行が、いずれ良い結果となって現れるという意味です。
監督は「小さなゴミ拾いでもいい。誰も見ていないところでの行動が大切だ」
と教えてくれました。
大学の野球部では選手としてプレーしながら、総務の役割も兼任。
大会の参加登録や合宿の手配など、チームを支える裏方業務に取り組みました。
最初は面倒に感じることもありましたが、
その時、高校時代の監督の言葉を思い出したのです。
総務の仕事は、誰も見ていなくても人のために何かをする
「陰徳陽報」の実践であることに気が付きました。
そこからは前向きに取り組むことができるようになったのです。
この実践が実を結んだのか、3年時には全日本選手権で優勝。
4年時には準優勝を果たし、私自身も大学選抜に選出していただきました。
選手としての結果も大切でしたが、
それ以上にチームメイトを支えることで得られる喜びの方が印象に残っています。
就職活動では、この経験が軸となりました。
「人のためになることをしたい」という想いで企業を選び、
縁あって日本財託にお世話になっています。
現在は管理業務を通じて、入居者様やオーナー様をサポートする仕事をしています。
監督からいただいた二つの教えを胸に、
これからも継続と感謝の気持ちを忘れず、日々成長していきたいです。
日本財託管理サービス 管理部 Y・S
◆ スタッフプロフィール ◆
東京都練馬区出身。
管理部にて、退去後の内装工事提案や入居中のお困りごと解決を行っています。
小さいころからよく吉本新喜劇を見ていました。
日常にある出来事をいかに笑いに変えられるか日々奮闘しています。