日本人男性の平均寿命は80.21歳ですが、介護を必要とせずに自立して暮らせる健康寿命は70歳だといいます。年金受給開始年齢が65歳ですから、40年以上も働いて、たった5年しか自由を満喫する時間がないということになります。
厳しい年金財政から考えれば、受給開始年齢は70歳になるかもしれません。
それまで働き続けなければならないのか?
仕事にやりがいは感じていますが、正直想像したくありませんでした。
理想としては、55歳くらいからは週3日働いて、残りの4日を自由に過ごし、残る健康寿命を仕事とプライベートの両面から楽しむことです。
ただ漫然と働いていても、この理想の生活は実現できません。
本業のみに没頭し実現できれば良いですが、途中で身体を壊さないとも限りません。
何より稼いだ資金を、ただ銀行口座に眠らせておくことが得策とは思えませんでした。
そのために副収入として考え始めたのが投資です。
まず手始めに株式投資やFXなど、いくつかの投資を試しました。しかし、キャピタルゲイン狙いの投資は自分に合っているとは思えませんでした。
そこで考えたのが、家賃収入というインカムゲインが得られる不動産投資です。
不動産投資を検討し始めてから、何冊か本を読みセミナーにも参加しましたが、自分の中でしっくりくるものはありませんでした。
特に多かったのは、古くて安価な物件をリノベーションして高利回りを狙う投資法です。
またフルローンを組んで、次々と物件を増やそうといった投資法もありました。
こうした投資手法はリスクが高く、専業大家でもなければ、こうした投資を行うことは難しいと感じました。
そんな中、雑誌で日本財託のセミナーを見かけ『サラリーマンのための』というフレーズに惹かれ参加してみることにしました。
セミナーに参加して、日本財託がすすめる投資方法に共感できました。その理由としては以下の3点が挙げられます。
① 空室リスクに対して、賃貸需要の高い都心のワンルームに限ってすすめていること
② 金利上昇リスクに対して、繰り上げ返済を強く推奨していること
③ 管理に重点を置いており、オーナーが多くの時間を割かれることがないこと
不動産投資のリスクが何であるのか、しっかりと伝えて、対策を提示するという姿勢は信頼できるものでした。とくに過剰なローンを避け、繰り上げ返済をコツコツするという方針は自分の性格に非常に合ったものと感じました。
後日、日本財託を訪問して、文京区の中古ワンルームを購入しました。
購入後、他オーナーも体験談のなかで書いているように、本当に自分の時間を割くことがなく、むしろ投資をしている実感が湧かないくらいです。唯一、確定申告が大変でしたが、それも良い勉強ですし、年々慣れてくることだと思っています。
セミナー参加から不動産投資を始めるまで3カ月間、優柔不断な自分としては、よくこんなに早く行動できたなとも思います。
この決断が正解だったのか分かるのは、何年も先のことでしょう。
結果として失敗に終わる可能性もないわけではありませんが、それはどの道を歩んでも同じことです。考えてもしょうがないことは考えず、現状は正解と信じて繰り上げ返済を頑張っていきます。
大金持ちを目指しているわけではありません。
セミリタイアという夢を実現するための2戸目、3戸目の購入を目指して邁進していきます。